司馬準(しば じゅん、生年不詳 - 454年)は、東晋皇族は巨之。本貫河内郡温県

経歴 編集

西晋の汝南王司馬亮の後裔で、司馬景之の兄にあたる。泰常8年(423年)、3000家を率いて北魏に帰順した。ときに明元帝虎牢関におり、司馬準は寧遠将軍の号を受け、新蔡公[1]に封じられ、仮の相州刺史となった。明元帝に従って平城に入った。広寧郡太守に任じられて出向した。清廉質素なことで知られた。太武帝はこれを称賛して、布600匹を賜った。後に司馬準は平遠将軍に降号され、密陵侯に改封された。興光元年(454年)、死去した[2][3]

子の司馬安国が爵位を嗣いだ[2][3]

脚注 編集

  1. ^ 『魏書』は新蔡公とし、『北史』は新安公とする
  2. ^ a b 魏書 1974, p. 860.
  3. ^ a b 北史 1974, p. 1046.

伝記資料 編集

参考文献 編集

  • 『魏書』中華書局、1974年。ISBN 7-101-00313-3 
  • 『北史』中華書局、1974年。ISBN 7-101-00318-4