和田拓也 (サッカー選手)

日本のサッカー選手

和田 拓也(わだ たくや、1990年7月28日 - )は、神奈川県藤沢市出身のプロサッカー選手Jリーグ横浜FC所属。ポジションはディフェンダーミッドフィールダー

和田 拓也
名前
愛称 タク、タクヤ
カタカナ ワダ タクヤ
ラテン文字 WADA Takuya
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1990-07-28) 1990年7月28日(33歳)
出身地 神奈川県藤沢市
身長 170cm
体重 63kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 横浜FC
ポジション DF (RSB) / MF (CMF)
背番号 6
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2012 東京ヴェルディ 74 (0)
2013 ベガルタ仙台 4 (0)
2013-2017 大宮アルディージャ 109 (2)
2018-2019 サンフレッチェ広島 33 (2)
2019 横浜F・マリノス(loan) 10 (0)
2020-2021 横浜F・マリノス 24 (1)
2022- 横浜FC 52 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年2月19日現在。
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来歴 編集

プロ入り前 編集

中学生年代から東京ヴェルディの下部組織に所属。2005年にはクラブユース選手権U-15ベスト4。また、U-15日本代表にも選出された。ヴェルディユースに昇格後も1年生ながらベンチ入り、更にはスタメン出場も果たすなど順調に活躍し期待を寄せられた(チームは、高円宮杯U-18ベスト8)。しかし、2年時には出場機会が減少。シーズン半ばからはベンチにも入れない日々が続き和田にとっては苦難の1年となった。それでも3年になってからは主戦場をそれまでの中盤からサイドバックに変えて試合に出場するようになる。

東京ヴェルディ 編集

右サイドも左サイドも高いレベルでこなせるその実力がトップチームからも注目されるようになり、この年トップチームへの昇格が決定。2008年は怪我で出場できなかった試合を除きほぼ全ての試合に出場し、チームもタイトルこそ獲得出来なかったものの、クラブユース選手権U-18ベスト4、高円宮杯U-18ベスト8、Jユースカップベスト4と、3大タイトル全てでベスト8以上という安定した結果を残した。

2009年、トップチームに合流するとその才能を高木琢也監督に見い出され、昇格1年目ながら右サイドバックとして開幕スタメン出場を果たした。 結局2009年は出場機会5試合に留まったものの、2010年は新たに就任した川勝良一監督によりボランチで起用される機会も増えるなど更なる成長を見せ、2011年は再びサイドバックのレギュラーとして大きく飛躍。U-23日本代表にも招集されるなど、これからのクラブを背負う存在として期待されていたが、ヴェルディの経営難から育成金収入を得るためにクラブ側が放出を決断し、2013年はAFCチャンピオンズリーグに出場するベガルタ仙台に完全移籍した。

ベガルタ仙台 編集

仙台では、ボランチとサイドバックの両方が出来る事を評価され[1]、チーム事情もあって左サイドバックのレギュラー候補として期待された[1]。同年の開幕戦にはスタメン出場を果たすも、その後はベンチ外の試合も多くなるなど[2]、リーグ戦4試合230分、ACL4試合の出場に留まった。

大宮アルディージャ 編集

同年8月11日、「ボランチとして勝負したかった」[1] という本人の意向もあり、和田をボランチとして評価していた[1]大宮アルディージャへの完全移籍が発表された[3][4]

サンフレッチェ広島 編集

2018年よりサンフレッチェ広島に完全移籍で加入[5]。3月10日、第3節の鹿島アントラーズ戦で移籍後初得点を決めて勝利に貢献した[6]。 シーズンを通して右サイドバックとして活躍。2019年はフォーメーションが4-4-2から3-6-1に変更。自身も主戦場をボランチに移したが、若手の台頭などもあり、出場機会を減らした。

横浜F・マリノス 編集

2019年3月22日、横浜F・マリノスへの期限付き移籍が発表された[7]。サイドバックとして出場機会を得ていたが、6月29日のJ1第17節FC東京戦の後から出番を失っていた。12月7日のJ1第34節FC東京戦で、扇原貴宏の警告累積による出場停止を受けボランチに起用され、効果的な動きとパスを見せて1点目と2点目に関与し優勝に貢献した。

2020年、横浜FMへ完全移籍[8]。2020年はチーム状況や前年の実績から、登録上はDFのまま主戦場をボランチに移した。

横浜FC 編集

2022年、横浜FCに完全移籍[9]

2023年2月24日、J1第2節・湘南ベルマーレ戦のスコア1-1で迎えた前半23分、自陣左サイドでボールを受けるとサイドチェンジを選択[10]。しかしボールが大きく自陣ゴール方向へシュート回転し、ビルドアップ参加の為ゴールから離れたポジションを取っていたGK永井堅梧も戻り切れず、そのままオウンゴールとなった[11]。この一連の流れはSNSや一部海外メディアからの反響を呼んだ[10][12]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2009 東京V 29 J2 5 0 - 0 0 5 0
2010 22 10 0 - 0 0 10 0
2011 20 0 - 1 0 21 0
2012 39 0 - 2 0 41 0
2013 仙台 20 J1 4 0 0 0 - 4 0
大宮 9 0 - 2 0 11 0
2014 22 20 0 3 0 2 0 25 0
2015 J2 34 2 - 2 0 36 2
2016 J1 21 0 6 0 0 0 27 0
2017 25 0 0 0 0 0 25 0
2018 広島 33 33 2 0 0 1 0 34 2
2019 0 0 - - 0 0
横浜FM 10 0 3 0 3 0 16 0
2020 14 0 0 0 - 14 0
2021 10 1 5 1 1 0 16 2
2022 横浜FC 6 J2 35 1 - 1 0 36 1
2023 J1 17 0 2 0 2 0 21 0
2024 J2
通算 日本 J1 163 3 19 1 11 0 193 4
日本 J2 143 3 - 6 0 149 3
総通算 306 6 19 1 17 0 342 7
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2013 仙台 20 4 0
2019 広島 33 2 0
2020 横浜FM 6 0
通算 AFC 12 0

代表歴 編集

タイトル 編集

大宮アルディージャ
横浜F・マリノス

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d “【仙台】大宮移籍の和田「恩返し」誓う”. 日刊スポーツ. (2013年8月11日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130811-1171838.html 2023年11月16日閲覧。 
  2. ^ 選手出場記録 ベガルタ仙台 2011Jリーグ ディビジョン1”. ベガルタ仙台 (2011年9月11日). 2011年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月16日閲覧。
  3. ^ 新加入選手のお知らせ”. 大宮アルディージャ (2013年8月11日). 2013年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月16日閲覧。
  4. ^ 和田拓也選手 大宮アルディージャへ完全移籍のお知らせ”. ベガルタ仙台 (2013年8月11日). 2023年11月16日閲覧。
  5. ^ “広島 J2降格の大宮からDF和田拓也が完全移籍”. スポーツニッポン. (2017年12月28日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/12/28/kiji/20171228s00002179153000c.html 2023年11月16日閲覧。 
  6. ^ “広島、完封勝利で開幕3連勝! 和田が移籍後初ゴール…鹿島はPK決めきれず”. SOCCERKING. (2018年3月10日). https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20180310/726202.html?cx_top=newarrival 2023年11月16日閲覧。 
  7. ^ 和田拓也選手の期限付き移籍加入のお知らせ 横浜F・マリノス(2019年3月22日)
  8. ^ 和田拓也選手 完全移籍のお知らせ”. 横浜F・マリノス 公式サイト. 2020年1月12日閲覧。
  9. ^ 和田 拓也選手 横浜F・マリノスより完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)横浜FC、2021年12月25日https://www.yokohamafc.com/2021/12/25/takuya_wada/2021年12月25日閲覧 
  10. ^ a b 「現実なのか」「ゴラッソだ!」横浜FCの衝撃オウンゴールに海外反響!「これが日本のトップリーグ」”. サッカーダイジェストweb. 日本スポーツ企画出版社 (2023年2月24日). 2023年2月25日閲覧。
  11. ^ 【横浜FC】DF和田拓也がまさかのオウンゴール サイドチェンジ狙うもキックミスでゴールへ”. 日刊スポーツ (2023年2月24日). 2023年2月25日閲覧。
  12. ^ 【痛恨】SNS「見たことないオウンゴール」 横浜FC・和田拓也のキックミスからまさかの失点”. 日テレNews. 日本テレビ放送網 (2023年2月24日). 2023年2月25日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集