善徳寺 (東京都北区)

東京都北区にある寺院

善徳寺(ぜんとくじ)は、東京都北区にある浄土宗寺院

善徳寺
所在地 東京都北区赤羽西6-15-21[1]
位置 北緯35度46分30.9秒 東経139度42分28.6秒 / 北緯35.775250度 東経139.707944度 / 35.775250; 139.707944座標: 北緯35度46分30.9秒 東経139度42分28.6秒 / 北緯35.775250度 東経139.707944度 / 35.775250; 139.707944
山号 獅子吼山
院号 専称院
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 享徳2年(1453年
開山 楽誉聡林
法人番号 8011505000154 ウィキデータを編集
善徳寺 (東京都北区)の位置(東京都区部内)
善徳寺 (東京都北区)
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概要 編集

1453年享徳2年)、楽誉聡林によって開山された。当初は、現在の皇居吹上御苑の辺りにあった。徳川家康江戸入府と江戸城の拡張整備に伴い、江戸市中を転々とし、1657年明暦3年)に浅草松葉町(現・台東区松が谷)に落ち着いた[2]

関東大震災で罹災したため、1927年昭和2年)に現在地に移転した[2]

墓所 編集

浅草の旧地から移葬された[2]

お竹は大伝馬町の幕臣佐久間家の奉公人であった。お竹は佐久間家から与えられた自分の食事を貧しい人に施し、自分は流しの隅の網にかかった飯粒を食べ、亡くなるまで念仏を唱える毎日であったという。お竹は大日如来の化身とされ、「お竹大日如来」として崇拝されるようになった。そのため、墓石は石仏の形を取っている。仏教的観点だけでなく、儒教的観点でも「奉公人の鑑」とされ称賛された。東京都港区心光院には、「お竹の流し」というのがあり、それを包む袋を桂昌院は奉納している[2]

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ 歩きたくなる街東京都北区.
  2. ^ a b c d 芦田正次郎、工藤信一 著『北区史跡散歩 (東京史跡ガイド17)』学生社、1993年、123-124p

参考文献 編集

  • 芦田正次郎、工藤信一 著『北区史跡散歩 (東京史跡ガイド17)』学生社、1993年
  • 善徳寺”. 歩きたくなる街東京都北区. 2020年11月13日閲覧。