四日市港ポートビル

四日市港の超高層ビル

四日市港ポートビル(よっかいちこうポートビル)は、四日市港霞ヶ浦南埠頭にある高層ビルである。高さは100.0mで、三重県で一番高いビルである。

四日市港ポートビル
正面入口側
正面入口側
施設情報
所在地 日本の旗 日本
三重県四日市市霞2丁目1番地1
座標 北緯34度59分36.0秒 東経136度39分27.2秒 / 北緯34.993333度 東経136.657556度 / 34.993333; 136.657556座標: 北緯34度59分36.0秒 東経136度39分27.2秒 / 北緯34.993333度 東経136.657556度 / 34.993333; 136.657556
状態 完成
竣工 1999年5月 (24年前) (1999-05)
開業 1999年8月4日 (24年前) (1999-08-04)[1]
用途 オフィス
地上高
高さ 100.0m
各種諸元
階数 (事務所棟) 地下1階 地上14階
(立体駐車場棟)地上3階
敷地面積 16,134.15
建築面積 3,625.42
延床面積 20,153.18
構造形式 鉄骨構造(S造)
エレベーター数 (26人乗り)1基
(17人乗り)3基
駐車台数 乗用車76台
バス5台
関連企業
設計 石本建築事務所
施工 大成·東洋·久志本特定建設工事共同企業体
所有者 四日市港管理組合
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概要 編集

四日市港管理組合や港湾関係企業のオフィスなどが入居している。来客用設備も設置されている。

12階には喫茶店『カフェポート12』や応接室/オープンスペースがあり、14階には展望展示室『うみてらす14』(地上90m)があり、四日市港の港湾コンビナートが一望でき、夜景も楽しめる。天候が良ければ、鈴鹿山脈養老山地をはじめとして、JRセントラルタワーズミッドランドスクエアなどの名古屋駅周辺の超高層ビル群や知多半島中央アルプス南アルプス御嶽山までが望める[2]

2013年平成25年)に閉館したオーストラリア記念館から展示品の一部を引き継ぎ、同館の模型やカンガルー剥製を展示する[3]

CTY-FMの送信所が設置されている。

画像集 編集

四日市港ポートビルからの眺望(パノラマ写真

建設 編集

四日市港を管理する四日市港管理組合が、同港の開港100周年を記念して[2]1999年(平成11年)8月5日に開館した[4][1]

地上14階建てで、13階から14階までの間は18mの吹き抜け構造になっているのが特徴である[2]。高さは地上100mで、三重県で最も高い建築物である[2]三重県ウェザーニューズライブカメラなどが設置されている。

受賞歴 編集

  • 三重県建築賞入選建築(2000年(平成12年))
  • 日本夜景遺産(施設型夜景遺産)(2015年(平成27年)7月)

近隣 編集

駐車場を挟んだ南西側には、四日市港シドニー港の姉妹港提携20周年を記念して造られたシドニー港公園[注釈 1]や当ビルの竣工に合わせて整備された霞港公園[注釈 2]があり、この2つの公園は歩道橋『SYSPAブリッジ[注釈 3]』で接続されている。

遠隔地から自動車で訪れる場合は、従来は東名阪自動車道四日市東ICから上海老茂福線(【旧】富田山城線)を東進するルートが最短距離であったが、2018年(平成30年)4月に四日市・いなばポートライン(霞4号幹線)が開通し、伊勢湾岸自動車道みえ川越ICからのアクセスが可能になった。

公共交通機関を用いる場合には、(鉄道JR関西本線 富田浜駅が最寄りである。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 四日市港Sydney港の姉妹港提携20周年を記念して造られた
  2. ^ 四日市港ポートビルの竣工に合わせて整備された
  3. ^ 道路を挟んで設置されている霞港公園シドニー港公園を接続する歩道橋

出典 編集

  1. ^ a b 四日市港について【四日市港の歴史】”. 四日市港客船誘致協議会. 2019年12月1日閲覧。
  2. ^ a b c d “みなとトリビア (12) 四日市港ポートビル 空洞で高く風よけに”. 中日新聞 北勢版 朝刊 (中日新聞社): p. 20. (2015年9月1日) 
  3. ^ 安田琢典 (2018年10月19日). “「首長竜」跡地はコートに”. ぐるり東海(7)【全日本大学駅伝通信】. 朝日新聞. 2022年3月18日閲覧。
  4. ^ 曽田晋太郎 (2017年1月22日). “うみてらす14 入場70万人に 四日市港展示室”. 中日新聞 北勢版 朝刊 (中日新聞社): p. 20 

関連項目 編集

外部リンク 編集