国道239号

日本の北海道を通る一般国道

国道239号(こくどう239ごう)は、北海道網走市から紋別市紋別郡興部町名寄市苫前郡苫前町を経て、留萌市に至る一般国道である。

一般国道
国道239号標識
国道239号
地図
地図
総延長 343.6 km
実延長 150.1 km
現道 150.1 km
制定年 1953年昭和28年)
起点 北海道網走市
大曲1交差点(北緯44度0分47.19秒 東経144度13分52.38秒 / 北緯44.0131083度 東経144.2312167度 / 44.0131083; 144.2312167 (大曲1交差点)
主な
経由都市
北海道紋別市名寄市士別市
終点 北海道留萌市
元川町2丁目交差点(北緯43度56分4.22秒 東経141度39分51.75秒 / 北緯43.9345056度 東経141.6643750度 / 43.9345056; 141.6643750 (元川町2丁目交差点)
接続する
主な道路
記法
国道238号標識 国道238号
国道40号標識 国道40号
国道275号標識 国道275号
国道232号標識 国道232号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
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概要

 
霧立峠

北海道の東部に位置しオホーツク海に面する網走市から、西部に位置し日本海に面する留萌市まで、道内北部を東西に横断する延長約344 km一般国道の路線で、1953年昭和28年)に指定されたものでは最長である。北見山地の天北峠や天塩山地の士別峠・霧立峠を越えながら、途中、名寄市がある名寄盆地を通過する。オホーツク海側の網走 - 紋別 - 興部間は国道238号との重複、名寄 - 士別間は国道40号との重複、日本海側の苫前 - 留萌間は終点まで国道232号と重複する。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史

  • 1953年昭和28年)5月18日 - 二級国道239号網走留萠線(網走市 - 留萌市)として指定施行[5][注釈 4]。国立公文書館が所蔵し、公開している昭和28年の政令の御署名原本では、路線名は「網走留萌」となっている。[6]。昭和28年の政令を改正する昭和35年の政令の御署名原本では、路線名は「網走留萠」となっている[7]
  • 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道239号として指定施行[1]

路線状況

通称

  • 天北国道 : 国道238号交点 - 天北峠[8]
  • 下川国道 : 国道40号重用区間を除く天北峠 - 国道275号交点[9]
  • 観月国道 : 国道275号交点 - 霧立峠[10]
  • 霧立国道 : 霧立峠 - 国道232号交点[11]

重複区間

  • 国道238号(起点 - 紋別郡興部町興部)
  • 国道242号(起点 - 紋別郡湧別町北兵村3区)
  • 国道40号(名寄市西4条南1丁目 - 士別市大通西5丁目)
  • 国道275号(雨竜郡幌加内町北星 - 雨竜郡幌加内町添牛内)
  • 国道232号(苫前郡苫前町香川 - 終点)

道路施設

道の駅

地理

通過する自治体

交差する道路

オホーツク総合振興局

網走市
(国道238号との重複区間は省略)
紋別郡興部町
紋別郡西興部村

上川総合振興局

上川郡下川町
名寄市
(国道40号との重複区間は省略)
士別市
雨竜郡幌加内町

留萌振興局

苫前郡苫前町
(国道232号との重複区間は省略)
留萌市

  • 天北峠 西興部村上興部 - 下川町一の橋 除雪は常に2車線が確保されている
  • 士別峠 士別市温根別 - 幌加内町北星
  • 霧立峠 幌加内町添牛内 - 苫前町霧立 夜間除雪なし

脚注

注釈

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2009年10月5日に2町が合併して紋別郡湧別町発足。
  3. ^ a b c d e f g h i 2021年3月31日現在
  4. ^ 地名は「萌」の字を使っているが、路線名はかつての留萠本線と同様「萠」であった。

出典

参考文献

  • 昭文社 (2006), ツーリングマップル 北海道 (2006年3版4刷 ed.), 昭文社, ISBN 4-398-65571-9 

関連項目