国鉄機78-2形蒸気機関車(こくてつき78-2がたじょうききかんしゃ)は、1920年代に、日本国有鉄道を運営していた鉄道省が計画した蒸気機関車。製造には至らず、幻の形式となった。

構造 編集

国鉄の記録の残る唯一の車軸配置4-8-2(マウンテン)型蒸気機関車。この機関車は3気筒で、固定軸距離からして分割駆動方式であると考えられる。軸重は15トンである。欠点は全軸離が18.8メートルと大きく、60フィート(18.3メートル)の転車台に収まらないことである。  また、仮形式の後ろに2が付いていることから、2気筒の1もあったと考える研究者もいる

参考文献 編集

  • 高木宏之、石井幸孝岡田誠一、小野田滋、齋藤晃、沢柳健一、杉田肇、寺田貞夫、福原俊一星晃『幻の国鉄車両』JTBパブリッシング、2007年11月1日、76-77頁。ISBN 978-4-533-06906-2