国防省(こくぼうしょう、シンハラ語: රාජ්‍ය ආරක්ෂක අමාත්‍යාංශයタミル語: பாதுகாப்பு அமைச்சகம்英語: Ministry of Defence)は、スリランカ政府の一つ。スリランカの軍事を管轄する省であり、国の安全保障を担っている。冷戦の終結後、スリランカにおいては当面は従来型の軍事的脅威が予想されておらず、主な脅威はLTTEのような武装組織やテロリストとなっている。

国防省
රාජ්‍ය ආරක්ෂක අමාත්‍යාංශය
பாதுகாப்பு அமைச்சகம்
Ministry of Defence
組織の概要
設立年月日1948年
継承前組織
管轄スリランカ
年間予算2,300億Rs(2012年推定)[1],
2,140億Rs + 200億Rs(2011年推定) [2],
2,730億Rs(2010年推定),
1,750億Rs + 390億Rs(2009年推定)
ウェブサイトwww.defence.lk

もともと国防省は、スリランカ(セイロン)が独立した当初の1948年に、軍の管理と国防・外交政策の策定の両方を行う外務・国防省英語版として創設された。国のトップである首相がそのトップを兼ね、また国会議員からなる政務次官がその補佐を行った。1977年、当時の首相であるJ.R ジャヤワルダナによって国防省と外務省英語版の二つの省に分割された。以後、憲法改正により新たに国のトップとなった大統領が、わずかな期間を除いて同様に機関のトップを兼ねている。1999年国家安全保障会議英語版が設立され、軍のコントロールは同会議により行われることとなった。

大規模な内戦2009年に終結して以後は、兵力余剰となった軍の一部が道路・橋といったインフラ整備にも投入されており、2011年には一時的に国防省から国防・都市開発省へと名称変更が行われた。[3]

国防省管轄の組織 編集

参考文献 編集

  1. ^ Sri Lanka tipped to raise defence spending” (2011年11月20日). 2012年12月1日閲覧。
  2. ^ Sri Lanka defence expenses upped” (2011年6月24日). 2012年12月1日閲覧。
  3. ^ “Defence Ministry adds UD to its name”. Daily FT英語版. (2011年10月17日). http://www.ft.lk/2011/10/17/defence-ministry-adds-ud-to-its-name/ 2012年12月1日閲覧。 

外部リンク 編集