土方英和

日本の長距離走者(陸上競技)

土方 英和(ひじかた ひでかず、1997年6月27日- )は千葉県松戸市出身の陸上競技選手。専門は長距離走埼玉栄高校國學院大学卒業。大学卒業後はHonda陸上競技部を経て、旭化成陸上部所属。

土方英和
Hidekazu HIJIKATA
Portal:陸上競技
選手情報
国籍 日本の旗 日本
種目 長距離種目
所属 旭化成
生年月日 (1997-06-27) 1997年6月27日(26歳)
出身地 日本の旗 千葉県松戸市
身長 166㎝
体重 52kg
自己ベスト
5000m 14分03秒38 (2021年)
10000m 28分03秒26 (2021年)
ハーフマラソン 1時間01分22秒 (2022年)
マラソン 2時間06分26秒 (2021年)
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人物 編集

小学校の卒業式で「箱根駅伝に出ます!」と宣言し、中学校から本格的に陸上競技を始める[1]

高校は自宅のある千葉県松戸市から1時間半かかる駅伝の強豪・埼玉栄高校に進学。しかし、同級生に館澤亨次(東海大学DeNA)や中村大聖(駒澤大学ヤクルト)といった強力な同級生がいたうえ、土方自身は故障と貧血に悩まされ、全国高校駅伝には3年間で一度も出走が叶わなかった。

大学は國學院大學に進学。故障に苦しんだ高校時代とは一変し、4年間連続で箱根駅伝に出走。主将を務めた3・4年時の2年間はエース区間の2区を担当し、4年時には大学史上最高である総合3位にチームを導いた。また、4年時の出雲駅伝では、アンカー区間の6区を担当。中継所では先頭と37秒差の4位でタスキを受け取ったが、ラスト700m地点で先頭を走っていた高校時代のチームメイトである中村大聖(駒澤大学)を抜き去る大逆転劇を演じ、國學院大學史上初めての優勝のゴールテープを切った[2]

大学卒業後はHondaに就職し競技を継続。入社2年目の2022年ニューイヤー駅伝では、アンカー区間の7区を担当し、Honda史上初めての優勝のゴールテープを切った[3]

2022年9月に、旭化成に移籍して競技を継続している[4]

成績・記録 編集

マラソン全成績 編集

大会 順位 記録 備考
2020 東京マラソン2020 28位 2時間09分50秒 初マラソン
2021 第76回びわ湖毎日マラソン 2位 2時間06分26秒 日本歴代5位(当時)
2021 ベルリンマラソン2021 9位 2時間11分47秒
2022 東京マラソン2021 11位 2時間08分02秒
2023 東京マラソン2023 18位 2時間09分32秒

大学駅伝戦績 編集

学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2016年度)
第28回
國學院大學
不出場
第48回
5区-区間4位
35分27秒
第93回
3区-区間18位
1時間06分23秒
2年生
(2017年度)
第29回
國學院大學
不出場
第49回
4区-区間12位
41分17秒
第94回
4区-区間3位
1時間02分36秒
3年生
(2018年度)
第30回
國學院大學
不出場
第50回
7区-区間6位
53分07秒
第95回
2区-区間7位
1時間07分53秒
4年生
(2019年度)
第31回
6区-区間賞
29分05秒
(当時日本人歴代最高)
第51回
8区-区間5位
59分04秒
第96回
2区-区間8位
1時間07分19秒

実業団駅伝戦績 編集

年度 大会 所属 区間 区間順位 記録 チーム順位
2020年度 第61回東日本実業団対抗駅伝競走大会 Honda
出走なし
3位
第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会 7区(15.5km) 区間3位 46分48秒 5位
2021年度 第62回東日本実業団対抗駅伝競走大会
出走なし
2位
第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会 7区(15.5km) 区間賞 46分36秒 優勝
(Honda史上初)
2022年度 第59回九州実業団駅伝 旭化成 7区(16.0km) 区間3位 47分17秒 5位
第67回全日本実業団対抗駅伝競走大会 7区(15.7km) 区間27位 48分24秒 16位

出典・脚注 編集