堅尼地道(ケネディロード、英語: Kennedy Road)は、香港香港島にある湾仔及び金鐘半山区一帯を走る主要道路である。名称は第7代香港総督のアーサー・ケネディに因んでいる。

Kennedy Road
堅尼地道
半山区中環付近を通る堅尼地道近中環向東望的車路
基本資料
総延長 2.6km
速度制限 50km/h
車線本数 両面通行
所在地域 中西区/湾仔区
起点 半山区上亜厘畢道/花園道
終点 湾仔皇后大道東
香港視覚芸術中心付近の堅尼地道
堅尼地道を跨ぐピークトラムの橋

概要 編集

堅尼地道は、東端を皇后大道東、西端を上亜厘畢道花園道に接している。皇后大道東との交差点付近が傾斜路になっているほかは、山の等高線に沿ってつくられており、ほぼ平坦である。花園道近くでは、ピークトラムの線路の下をくぐっており、橋の高さが低いため、2階建てのバスは通過することができない。沿道は大部分が住宅地になっており、多数の学校も存在する。

歴史 編集

堅尼地道は、皇后大道の山側に平行してつくられた2本目の主要道路であり、そのために「二馬路」と呼ばれることもあった。日本統治時代には、「東大正通」に改称された。1970年代末には、合和実業合和中心を建設し、内部には皇后大道東出口と堅尼地道出口を結ぶ、市民も利用できるエレベーターが設置されており、上下を行き来するのに階段を使う必要はない。1985年10月7日には、中華バスが運行していた堅尼地道の唯一の路線である17番線が廃止となった。

将来 編集

合和実業の主席の胡應湘は、堅尼地道沿いの合和中心にメガタワーホテルという70階建ての大型ホテルを建設する計画を発表した。しかし、地域住民の強い反対を受け、今なお香港都市計画委員会の承認を得ていない。

金鐘正義道は、建設時から堅尼地道に接続する延伸予定地を確保しているが、今も完成には至っておらず、空き地状態が続いている。これは運輸局が反対したことに影響するもので、都市計画委員会は、土地を今後も確保すべきかどうか検討している[1]

主要建築物 編集

周辺道路 編集

関連項目 編集

出典 編集