塚本 大地(つかもと だいち、1993年 - )は日本の起業家。名古屋大学在学中の2015年、DUO(後のZIZAI)を共同創業。

以後、事業買収4件と売却4件を経験。2019年にキャラクターIP事業をバンダイナムコアーツへ、2021年にIRIAMをDeNAへ売却。

2022年に株式会社ZIZAIの全株式をDMMへ売却し、株式会社MEDIXを創業[1]。祖父母は、土地・不動産業などを営んでいた。

経歴 編集

  • 2002年 9歳になると、カードゲームを始める。友達がどう強くなるかを考え、デッキを組み替える隣で、塚本はどう利益を出すかを考えていた。カード店では相場より安いカードに目を光らせ、大会が近所であると聞けば、利益が出るよう組んだ自作の販売パックを持参し、販売した。[2]
  • 2012年 名古屋大学工学部に入学する。大学在学中に部活をする傍らWebサービスを複数リリースする。[3] 
  • 2015年 名古屋大学4年時に、共同代表の渡辺稜太氏と、株式会社ZIZAI(旧社名DUO)を設立。 [4]
  • 2018年 売上20億円、利益10億円を達成。この年の10月4日にiOS版、11月7日にはAndroid版が配信された。[6]
  • 2020年 8月にDeNAの出資を受ける。[7]
  • 2021年 株式会社IRIAMを評価額150億円でDeNAへ売却。[8][9]
  • 2022年 株式会社ZIZAIの全株式をDMMへ売却。[10]ZIZAIの売却と同時に新設分割により株式会社MEDIXを創業。[6]

創業期 編集

最初に創業した事業はYoutubeや動画を使ってパチンコ業界のユーザーを集客してその動画で集めたユーザーをリアルの店舗へ総客するものであった。個人の方が運営するパチンコ系YouTubeチャンネルを買収するところから始まった。

すでに年間数千万円の収益を上げるアカウントであったが熱意や信頼感が伝わり0円での買収であった。

譲渡後は利益を伸ばし、元所有者に利益配分で年間数億円を渡していた。現在はDMMに買収されている。

目をつけた理由は、普通の大学生が勝てる分野を考えたときに、この業界なら勝てると思ったからであるそうだ。[11]

IRIAM 編集

IRIAMを始めたきっかけは当時流行っていたバーチャルYoutuberとライブ配信を掛け合わせたらニッチなところでそれなりの規模になるのではないかと考えたからである。

DeNAに売却に至る経緯は、元々20%を持つ株主であり、Pocochaを運営していてライブプラットフォーム運営におけるノウハウを保有しているため、ノウハウをIRIAMに導入すれば一気に成長できると見込んでいたからである。

その後評価額150億円でDeNAに売却した。[11]

出典 編集