夜想曲第9番 ロ長調 作品32-1 は、フレデリック・ショパン1837年に作曲したピアノのための夜想曲作品32-2と共にカミーユ・ド・ビルリング男爵夫人に献呈された。

構成 編集

 
冒頭部分

ロ長調アンダンテソステヌート、4分の4拍子

ショパンらしい夢見るような楽想が次々と変化していく。楽想の切れ目ごとにフェルマータによって歩みを止め、印象的である。

作品の最大の特徴はレチタティーヴォ風のコーダであろう。曲の流れは不協和音によって突如せき止められ、激しく高揚した後、同主短調に転じロ短調に終止する。 なお、ピカルディの三度を使って再びロ長調に帰って終止する版もある。

この曲が使われた作品など 編集

脚注 編集

外部リンク 編集