大丸松坂屋百貨店

J.フロント リテイリンググループの百貨店運営会社
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株式会社大丸松坂屋百貨店(だいまるまつざかやひゃっかてん、: Daimaru Matsuzakaya Department Stores Co., Ltd.)は、東京都江東区に本社を置く、老舗百貨店の「大丸」と「松坂屋」を運営する企業である。J.フロント リテイリング完全子会社

株式会社大丸松坂屋百貨店
Daimaru Matsuzakaya Department Stores Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場(以下は過去のデータ)
東証1部 8235
1949年5月16日 - 2006年8月28日
大証1部(廃止) 8235
1949年5月14日 - 2003年11月
名証1部 8235
2006年8月28日上場廃止
略称 大丸松坂屋
本社所在地 日本の旗 日本
135-8510
東京都江東区木場二丁目18番11号
設立 1910年明治43年)2月1日
株式会社いとう呉服店
業種 小売業
法人番号 9010601038982 ウィキデータを編集
事業内容 百貨店事業
代表者 代表取締役社長 澤田太郎
資本金 100億円
主要株主 J.フロント リテイリング 100%
外部リンク https://www.daimaru-matsuzakaya.com/
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大丸のロゴ
松坂屋のロゴ

概要 編集

2007年9月3日J.フロント リテイリングのもとで経営統合した大丸松坂屋が、経営統合の総仕上げとして2010年3月1日合併し発足した。両百貨店とも呉服店を起源とする老舗である。大丸は大阪心斎橋を中心とした近畿地方に地盤としているのに対して、松坂屋は名古屋を中心とした東海地方を地盤としている。また、大丸・松坂屋ともに東京にも店舗を有している。本社機能については両社の経営基盤だった名阪両都市を離れ、東京都江東区に置かれた。

合併においては松坂屋が存続会社となったが、大丸松坂屋百貨店の初代社長・現社長は大丸出身者が担当。また、取締役及び執行役員の大半が大丸からの出身者で占められ(2014年1月24日時点で取締役5人中4人及び執行役員13人中10人)、特に、持株会社の役員との兼任者、及び営業本部長と業務本部長といった本部の要職は全て大丸出身者となった[1]。店舗名称の変更は無いが、近畿地方唯一の松坂屋の店舗である松坂屋高槻店(大阪府高槻市)が大丸京都店(京都市)の分店に組み込まれることとなった。

2016年9月1日に株式会社大丸コム開発を吸収合併するとともに、J.フロント リテイリングの不動産事業を承継し、グループの不動産事業を一本化する「不動産事業部」を設置している。 2020年には全国の都市部でファッションビルを運営する「パルコ」の株式を100%取得し、J.フロントリテイリングの完全子会社とした。これをきっかけにそれまで大丸松坂屋百貨店などが管轄していた不動産事業をパルコに移管し、グループ資源の集約化を目指している[2]

大丸松坂屋百貨店は山口県下関市にある下関大丸を2020年3月に吸収合併すると2019年5月に発表[3]。下関大丸は大丸松坂屋百貨店の直営店となり大丸下関店に改称。

歴代社長 編集

店舗 編集

大丸心斎橋店
大丸神戸店
大丸東京店
松坂屋名古屋店

大丸直営店 編集

大丸関連会社運営店 編集

松坂屋直営店 編集

かつて存在した店舗 編集

大丸松坂屋百貨店発足後に閉鎖された店舗のみ。

大丸直営店 編集

松坂屋直営店 編集

関連会社 編集

関連項目 編集

  • NIJA&JANI - 大丸松坂屋が世界に向けて、日本情報を発信しているサイトのアニメ風キャラクター。忍者カウガールの姿をしている。

脚注 編集

  1. ^ 会社概要・役員(大松松坂屋百貨店)[出典無効]
  2. ^ FASHIONSNAP.COM (2019年12月26日). “J.フロントがパルコをTOBで完全子会社化へ、取得額は約658億円”. FASHIONSNAP.COM [ファッションスナップ・ドットコム]. 2022年6月13日閲覧。
  3. ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “大丸松坂屋百貨店/地方百貨店構造改革「下関大丸」吸収合併”. 流通ニュース. 2019年5月9日閲覧。
  4. ^ 大丸の歴史株式会社大丸松坂屋百貨店公式サイト、2010年11月閲覧、

関連項目 編集

外部リンク 編集