大束川(だいそくがわ)は、香川県中部(中讃)を流れる河川二級水系の本流である。

大束川
予讃線 坂出~宇多津間から南望 中ほどに霞む山は飯野山
水系 二級水系 大束川
種別 二級河川
延長 17 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 59 km²
水源 前山丘陵
河口・合流先 瀬戸内海(香川県)
流域 日本の旗 日本 香川県
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地理 編集

讃岐山脈北麓の前山丘陵に源を発し、讃岐平野を象徴付ける溜池から流れを集めつつ北流し、讃岐富士こと飯野山の東麓をかすめ、宇多津町で瀬戸内海(宇多津港)に注ぐ。河口上空では、JR四国予讃線本四備讃線とその連絡線が離合し、高架線で三角形を形成している。

中流域で勾配が急変することや流路が狭いことから、降水不足においては流域が水不足に陥りやすい一方、台風の際には洪水に見舞われやすい。殊に平成16年の台風第23号では飯山町(当時)の約400戸が浸水した。このため中流域を中心に水利工事が進められている。洪水になっても、早々に水が引いてしまうことから流域では「小便(しょんべん)川」ともあだ名される。

大束川流域からひとつ東側を流れる綾川流域の滝宮付近では、大束川の上流部を奪った河川争奪の跡が見られる。

流域の自治体 編集

香川県
丸亀市(旧綾歌郡綾歌町、飯山町)、坂出市、綾歌郡宇多津町

支流 編集

  • 東大束川
  • 中大束川

並行する交通 編集

1930年(昭和5年)から1944年(昭和19年)にかけて、琴平急行電鉄の鉄道線が並走していたことがある。

流域の観光地 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集