大橋 勇樹(おおはし ゆうき、1961年5月25日 - )は、日本中央競馬会(JRA) 栗東トレーニングセンターに所属する調教師

大橋 勇樹
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 三重県
生年月日 (1961-05-25) 1961年5月25日(62歳)
所属団体 JRA
初免許年 2002年(2004年開業)
経歴
テンプレートを表示

人物 編集

1961年5月25日三重県出身。実家が草競馬用の馬の飼育に携わっていたこともあり[1]、小学校3年生の時には乗馬を始めた[2]。馬に親しんでいた家庭環境から競馬関係の仕事を志す[1]

1984年7月に競馬学校厩務員課程に入り学んだ後、1984年10月から荻野光男厩舎(栗東トレーニングセンター)に調教助手として入職。以後は松田博資厩舎、目野哲也厩舎で調教助手を務めた[3]。松田博資厩舎時代の1988年には調教を担当していたコスモドリームが第49回優駿牝馬(オークス)を制覇した[1]

2002年に調教師免許を取得し、2004年3月に正式に開業[3]。初出走は2004年3月6日の第1回阪神競馬3日目第12競走(4歳上500万下条件、ダート1200m)のジョープシケ(牝4歳)で、9着であった。初勝利は同年8月8日の第2回小倉競馬8日目第2競走(3歳未勝利、ダート1200m)のリュウヨウ(牝3歳)であった[4]。重賞初勝利は2011年11月13日の第5回東京競馬第4日目第11競走 第16回武蔵野ステークス(3歳以上オープン、ダート1600m)のナムラタイタン(牡5歳)である[5]

2012年には管理馬のニホンピロアワーズが活躍し、12月2日の第13回ジャパンカップダート(阪神競馬場 ダート1800m)を制覇して大橋に初のGI競走優勝をもたらした[6]

2023年7月28日、服部利之調教師が死去した事に伴い、大橋は翌29日付で20馬房の臨時貸付を受け、旧服部厩舎の管理馬(ジェミニキングなど)26頭が大橋厩舎に一時転厩した(同年9月20日をもって臨時貸付期間が終了し、最終的に2頭をそのまま引き継いだ。ジェミニキングは期間内に庄野靖志厩舎へ転厩した)[7][8]

調教師成績 編集

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2004年3月6日 1回阪神3日12R 4歳上500万下 ジョープシケ 16頭 5 9着
初勝利 2004年8月8日 2回小倉8日2R 3歳未勝利 リュウヨウ 15頭 1 1着
重賞初出走 2004年10月16日 4回京都3日11R デイリー杯2歳ステークス ニホンピロブレイブ 13頭 8 12着
重賞初勝利 2011年11月13日 5回東京4日11R 武蔵野ステークス ナムラタイタン 16頭 4 1着
GI初出走 2010年5月2日 3回京都4日11R 天皇賞・春 カネトシソレイユ 18頭 15 16着
GI初勝利 2011年12月2日 5回阪神2日11R ジャパンカップダート ニホンピロアワーズ 16頭 6 1着

代表管理馬 編集

太字はGI・JpnI競走を示す

脚注 編集

  1. ^ a b c 大橋師は開業8年目で悲願/JCダート 日刊スポーツ 2012年12月3日閲覧
  2. ^ 完全復活の兆しが見えたG1馬ニホンピロアワーズ びっくり競馬研究所 競馬らぼ
  3. ^ a b 大橋勇樹調教師がJRA通算100勝達成 Umajinニュース 2011年7月2日閲覧
  4. ^ 大橋勇樹調教師、JRA初勝利 netkeibanews 2004年8月8日付
  5. ^ ナムラタイタンが重賞初V 日刊スポーツ 2011年11月13日閲覧
  6. ^ 酒井アワーズG1初制覇/JCダート 日刊スポーツ 2014年12月2日閲覧
  7. ^ 服部 利之調教師(栗東)の逝去に伴う管理馬の転厩”. JRA (2023年7月29日). 2023年7月29日閲覧。
  8. ^ 9月21日付 転厩馬一覧 大橋勇樹厩舎 - 日本中央競馬会 2023年9月20日 (PDF)
  9. ^ クリノドラゴン”. JBISサーチ. 2022年11月23日閲覧。