大澤喜三郎(おおさわ きさぶろう、1910年(明治43年)12月28日 - 1991年(平成3年)5月26日[1])は日本の合気道家。合気道創始者植芝盛平の高弟であり、戦後の合気会の発展に尽力した。合気会九段(没後十段に列せられた)。

来歴 編集

埼玉県出身。1929年(昭和4年)、新宿柔道の野口道場に入門。4年後には講道館へ。1941年(昭和16年)、皇武館道場(後の合気会本部道場)に入門。1957年4月合気会師範となる。1969年から1986年まで(財)合気会本部道場長を務め、1986年5月より合気道道主補佐を務めた。日本武道協議会より武道功労者として表彰を受ける。

子息の大澤勇人1955年〜)も、合気会本部道場師範を務めている。大澤喜三郎先生の合気道の技や精神は、大阪府豊中市の正泉寺道場で嶋本勝行師範(合気会八段)が継承し伝えている。

脚注 編集

  1. ^ 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.119

関連書籍 編集

  • 合気ニュース編集部編 『決定版 植芝盛平と合気道2-開祖を語る直弟子たち』 どう出版、2006年、ISBN 4900586838
    • ※インタビュー収録「誰もができる『道』としての合気道を」