大玉』(おおだま)は、2006年4月13日任天堂から発売されたゲームキューブソフト。『シーマン』を手がけた斎藤由多加が開発の指揮を執った。日本の任天堂のゲームキューブ用ソフトの中では、最後の店頭販売となった作品である(オンライン販売等も含めた全ソフトの中での最後の作品は『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』)。また、日本のゲームキューブ用ソフトでは最後の独占ソフトでもある[注 1]

大玉
ジャンル 人海戦術落城アクション
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
開発元 ビバリウムスタジオフェイク
発売元 任天堂
人数 1人
メディア 8cm光ディスク
発売日 欧州連合の旗 2006年3月31日
アメリカ合衆国の旗 2006年4月10日
日本の旗 2006年4月13日
オーストラリアの旗 2006年4月28日
対象年齢 CERO: 全年齢
ESRB: E10+
PEGI: 7+
OFLC: General
デバイス ゲームキューブマイク必須
売上本数 18,771本[1]
その他 メモリーカード使用ブロック数:3
ゲームキューブマイク、マイクホルダー同梱
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ゲーム内容 編集

日本の戦国時代を舞台に、「大玉」と呼ばれる巨大な兵器を駆使しながら釣り鐘を敵兵から守り、 敵陣奥深くまで兵士を導く人海戦術落城アクションゲーム(広義ではピンボールに分類される)。

「振り場」と呼ばれるフリッパーを操作して大玉を操るが、大玉は味方の兵士も吹き飛ばす諸刃の兵器であるため、コントローラーに接続する「おおだマイク」で肉声による命令で兵士を移動させる必要がある。

ゲーム内では家臣役として大滝秀治がナレーション、声による案内、プレイヤーに対する叱咤激励などを行っている。

開発と発売 編集

発表時はタルコンガに対応するとされていた[2]

CMには山崎邦正が出演した。

評価 編集

戦国時代の日本を舞台とした世界観だが、国外でも日本とほぼ同時期に発売され、北米ではIGNの賞(“Most Innovative Design for a GameCube game in 2006” 2006年に北米で発売のゲームキューブ用ソフトで最も革新的なゲームデザインの作品)を取るなど高評価を得た。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』は次世代機のWiiとのマルチで、本作以降に発売されたゲームキューブ用のサードパーティー製ソフトは全てライバル機種のPlayStation 2とのマルチ。

出典 編集

  1. ^ 『ファミ通ゲーム白書2007』エンターブレイン、2007年、405頁。ISBN 978-4-7577-3577-4 
  2. ^ 『大玉』は「タルコンガ」を使用?”. インサイド (2005年1月28日). 2015年1月31日閲覧。

外部リンク 編集