天野 治郎(あまの じろう、1939年 - )は、日本の実業家新光三越元社長・総経理、三越(現・三越伊勢丹ホールディングス)元本社宣伝部長、パリ三越元支配人、株式会社V.P.A.代表取締役[1][2]

人物・経歴 編集

1939年、神奈川県横浜市生まれ。1963年、立教大学経済学部卒業。同年、株式会社三越(現・株式会社三越伊勢丹ホールディングス)に入社し、本店婦人服部に配属される[1][2]

1975年、パリ三越の支配人としてフランスに駐在。1981年、同社本社営業統括室部長、本社宣伝部長、本社総合企画部長などを兼務する。当時社長で三越の天皇と呼ばれた岡田茂の側近であった[1][2]

1982年、「三越事件」により岡田が社長を解任されると、同社大阪支店婦人子供用品部副部長へ異動。天野も東京地検特捜部から取調べを受ける日々が続いた[1]

1988年、台湾の新光百貨店へ出向。1993年、新光グループと三越グループの合弁会社である新光三越社長・総経理に就任。1998年から、同副董事長・副会長を兼務する[1][2]

1999年、株式会社三越執行役員に就任。2002年、株式会社三越理事兼新光三越副董事長に就任[1][3]

2007年に退任したのち、新光三越顧問および株式会社V.P.A.代表取締役を務める[1][2]

脚注 編集