太田市(おおたし)は、群馬県の南部、東毛地区にある[1]。人口は約22万人で、県内では高崎市前橋市に続き3番目に多い[1]。県内では西に隣接する伊勢崎市とともに施行時特例市に指定されている[2]

おおたし ウィキデータを編集
太田市
太田市旗 太田市章
太田市旗 太田市章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 群馬県
市町村コード 10205-9
法人番号 7000020102059 ウィキデータを編集
面積 175.54km2
総人口 221,342[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 1,261人/km2
隣接自治体 伊勢崎市桐生市みどり市邑楽郡大泉町邑楽町
栃木県足利市
埼玉県熊谷市深谷市
市の木 マツ(シンボル木)、モクセイ
カエデイチョウ[1]
市の花 キクサルビア
ツツジシュンラン[1]
市の歌 太田市の歌
太田市役所
市長 清水聖義
所在地 373-8718
群馬県太田市浜町2番35号
北緯36度17分28秒 東経139度22分31秒 / 北緯36.29114度 東経139.37539度 / 36.29114; 139.37539座標: 北緯36度17分28秒 東経139度22分31秒 / 北緯36.29114度 東経139.37539度 / 36.29114; 139.37539
太田市役所本庁舎
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

太田市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

特記事項 緯度・経度は市役所(本庁舎)の位置
コミュニティ放送FM TARO
ウィキプロジェクト

SUBARU企業城下町であり、製造品出荷額等が3兆円に迫る北関東随一の工業都市である。隣接する桐生市栃木県足利市と共に両毛地域を形成する。1948年(昭和23年)の市制施行当時の区域は旧新田郡。現在の市は、旧山田郡新田郡の区域で構成される。人口増加率は県内有数の伸びを示している。伊勢崎市(人口は約21万人・県下4位)とわずかの差で拮抗しており、両市とも人口は増加している。

「太田」の発音アクセントは、一般的には「おた」であるのに対し、地元住民は「おた」と発音する。なお、太田市や太田駅と続いて言う場合は一般的なアクセントになる。

概要 編集

 
太田市中心部周辺の空中写真。市街地の中央に太田駅。駅の北東に見える楕円形の車両テストコースおよび工場が富士重工業(現在のSUBARU)群馬製作所本工場である。また、画像中央最下部に見える規模の大きな構造物もSUBARU矢島工場である。
1986年撮影の8枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

東京都心から北西に約86km[1]県庁所在地である前橋市からは東に約30km、高崎市からは同じく東に約40kmに位置する。

江戸時代には大光院門前町日光例幣使街道宿場町太田宿)として発達した。

大正期以降は、現在のSUBARUとその前身である中島飛行機・富士重工業の企業城下町として飛躍的な発展を遂げた。工業統計調査によると、令和2年の工業製品出荷額等は2兆9865億2838万円で全国11位。これは、広島市に匹敵する規模を誇り、浜松市京都市北九州市といった政令指定都市を上回る関東内陸工業地域を代表する工業都市である。工業製品の製造品出荷額等に占める輸送用機器の割合は7割を超え、SUBARU(旧富士重工)を中心に坂本工業やしげる工業、東亜工業、イチタンといった関連メーカーの拠点の他、日野自動車新田工場など自動車産業の集積地といえる。

地理 編集

位置 編集

群馬県南東部の関東平野北部に位置し(上毛かるたに「鶴舞う形の群馬県」と詠われているの首部分に位置する)、南に利根川埼玉県熊谷市深谷市と北東に渡良瀬川栃木県足利市と両県の県境に挟まれた地域にある。

地形 編集

市内の標高が南部、南西部、北東部、東部は30 - 40mの低地、市街地付近など中央部と西部、北西部は40 - 70mだが、市街地北部に標高236mの金山がそびえ立ち[3]、北西部の東武桐生線より東側や藪塚温泉付近は100m - 200m弱の八王子丘陵となっている。

太田市役所庁舎展望ホールから見た太田市街(上:北方面、下:南方面)

山岳 編集

主な山
  • 八王子山
  • 金山(236メートル)

河川 編集

主な川

地域 編集

太田市では国勢調査に使われる町丁以外に、119の行政区を設定している[4]。行政区によって、地区が設定されたり、小中学校の学区の設定が行われたりしている[5]

行政区は以下の通り[4]

地区 行政区
太田地区 1丁目、2丁目、3丁目、4丁目、5丁目、西本町、大門仲町、入町、双葉町、浜町1区、浜町2区、浜町3区、栄町、八幡南、八幡北、八幡西
九合地区 飯塚町、飯田町、新井町、南新井町、西矢島町、東矢島町、東別所町、内ケ島町、内ケ島町目塚、新島町、小舞木町
沢野地区 福沢町、富沢町、牛沢町、牛沢団地、高林東町、高林西町、高林南町、高林北町、高林寿町、末広町、古戸町、岩瀬川町、下浜田町、細谷町、米沢町、南矢島町
韮川地区 台之郷町1区、台之郷町2区、台之郷町3区、台之郷町4区、台之郷町5区、台之郷町6区、上小林町、東金井町1区、東金井町2区、安良岡町、石原町1区、石原町2区、東長岡町伊豆山、東長岡町馬場、熊野町、矢場町、矢場新町、植木野町
鳥之郷地区 大島町1区、大島町2区、長手町、鶴生田町東、鶴生田町西、鳥山上町、鳥山中町、鳥山下町、新野町、三枚橋、城西町
強戸地区 成塚町、北長岡、西長岡町、菅塩町、北金井町、大鷲町、上強戸町、中強戸、下強戸、石橋町、寺井町、天良町
休泊地区 龍舞町1区、龍舞町2区、龍舞町3区、龍舞町竜内、沖之郷町、茂木町、下小林町1区、下小林町2区、八重笠町
宝泉地区 藤阿久本村、藤阿久椿森、藤久良町1区、藤久良町2区、藤久良町3区、藤久良町4区、由良町寺家、由良町林、由良町諏訪、由良町北上、由良町西上、由良町体宮、別所町、新道町、脇屋町、沖野町、西野谷町、上田島1区、上田島2区、中根町、東田島、西田島1区、西田島2区、泉町、宝町
毛里田地区 只上町1区、只上町2区、市場町1区、市場町2区、高瀬町、富若町、東今泉町、緑町、矢田堀町、吉沢町1区、吉沢町2区、丸山七日市、原宿町
尾島地区 尾島町、阿久津岩松、尾島東部、前小屋南ヶ丘、尾島南部、わかば、亀岡軽浜、大舘安養寺、世良田上、世良田中、世良田下、粕川町、徳川出塚
木崎地区 木崎上町、木崎仲町、木崎下仲上田島、木崎下町、木崎神明、中江田北高尾、中江田南下江田、赤堀
生品地区 下村田、村田、上村田、村田東、小金井南、小金井北、市野井北、市野井南、反町、市多村新田、市野倉、瑞木
綿打地区 大根、上江田、下田中、花香塚、上田中、上中溜池権萩、大、金井嘉祢、早川
藪塚東部地区 寺下、杉塚1区、杉塚2区、中原、台、滝之入、湯之入、三島、西野、山之神、百石、新星、寄合
藪塚西部地区 大原上、大原1区、大原2区、大原3区、大原4区、大原5区、大原6区、大原7区、六千石、大久保1区、大久保2区、大久保3区、西ヶ原

町丁の一覧は太田市町名一覧を参照。

以下のように旧自治体単位で地域ごとに分割することもある。

地区 旧市町 およその位置
太田地区 太田市 中央部・東部
尾島地区 尾島町 南西部
新田地区 新田町 西部
藪塚本町地区 藪塚本町 北西部

市外局番 編集

  • 太田地域、尾島地区新田地区は「0276」(太田MA)
    • 太田地区→「22・25・26」、「31 - 33、37・38」、「45 - 49」
    • 新田地区は「56、57」、尾島地域は「52」だが、「55」も含めて現在は藪塚地域を除く市内全域で使用している。
      • そのほか、「20、30、40、60」を大泉町邑楽町(館林MA)と共通して使用している。(※「52」 - 「59」は空き番号として太田市内だけではなく館林・邑楽地区でも使用されている。)
    • ただし、北東端の市場町の一部と、高瀬町は栃木県足利市の「0284」(足利MA)を使用し、旧尾島地域の前小屋町の利根川南岸(現・埼玉県深谷市前小屋)は「048」(深谷MA)となっている。
  • 藪塚本町地区は「0277」「78、79」(桐生MA)
    元々桐生広域圏であったため「0277」であるが、これといって市外局番を新たに「0276」にするという話は現時点では無い。

郵便番号 編集

  • 太田地区:「373-00XX」、「373-08XX」(太田郵便局
  • 新田地域:「370-03XX」(木崎郵便局)
  • 尾島地域:「370-04XX」(尾島郵便局)
  • 薮塚本町地域:「379-230X」(藪塚本町郵便局
    • 薮塚本町地域は下2桁以外はみどり市笠懸地域と同じで「379-23」である。
    • みどり市笠懸地域は「379-231X

住所表記 編集

※太田地域は変更なし。
※SUBARU本工場は「太田市スバル町」。
※尾島地域と藪塚本町地域は従来の大字名に「町」が付いたのみで以下の通りである。
  • 新田郡尾島町大字安養寺
    太田市安養寺町
  • 新田郡藪塚本町大字大原
    太田市大原町
※新田地域はすべて「新田」が付き、その後に合併前の大字名が付く。
  • 新田郡新田町大字市野井
    太田市新田市野井町

ただし、例外もある。

  • 新田郡尾島町大字堀口の一部(南ヶ丘団地)
    太田市南ヶ丘町
    • 新田郡尾島町大字堀口(上記以外)
      太田市堀口町
  • 新田郡尾島町大字太子町(たいしちょう)
    太田市太子町(「町」が重なるため、付けなかった)
  • 新田郡新田町大字反町
    太田市新田反町町(にったそりまちちょう「町」が二重になっている)

また、尾島、新田、藪塚本町の三地域は大字が廃止された(旧太田市の条例に則り、大字名の後に町を付け町制にしたため)。

人口 編集

 
太田市と全国の年齢別人口分布(2005年) 太田市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 太田市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

太田市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

前述したとおり人口増加率は県内有数の伸びを示している。西に隣接する伊勢崎市(人口は約21万人・県下4位)と僅かの差で拮抗しており、両市とも人口は増加している。

隣接自治体 編集

群馬県
埼玉県
栃木県

歴史 編集

中世までの太田市 編集

金山東側の平坦地などで旧石器時代縄文時代の集落が多数つくられた[6][7]石田川遺跡では、県内で初の土師器の成立が確認された。

4世紀半ば、太田市最古の古墳が築造され、その後太田天神山古墳別所茶臼山古墳などをはじめとする多くの古墳が築造される[8]。5世紀末頃から、八王子山南斜面などで大規模な埴輪窯がつくられる。

1157年、新田義重新田荘を開発し、新田氏が興る。惣領の新田氏から庶子家の里見氏 山名氏 世良田氏 額戸氏が派生し、上野の国内で繁栄する[9]。1333年、新田荘を拠点とする新田義貞が挙兵し、鎌倉に攻め込んで幕府を滅ぼした[10]。京都で反乱し、領地が隣接する足利尊氏とともに新政権の軍事を担うが、やがて南北朝に分かれて長く抗争する。南朝滅亡とともに新田氏本流も姿を消すが、新田金山城岩松氏は新田氏の後裔を称し後年の徳川氏はその傍流を自称している[11]

町村制施行当時の町村 編集

旧・太田市

旧・藪塚本町

旧・新田町

旧・尾島町

岩宿遺跡の発掘調査で明らかになったように、この地域には約3万年前の旧石器時代からヒトが住んでいた。

都市名の由来は、宿場町時代の「太田宿(おおたじゅく)」に因む。それ以前は「新田荘(にったのしょう)」と呼ばれていた。

沿革 編集

太田町 編集

おおたまち
太田町
廃止日 1940年4月1日
廃止理由 新設合併
太田町九合村沢野村山田郡韮川村太田町
現在の自治体 太田市
廃止時点のデータ
  日本
地方 関東地方
都道府県 群馬県
新田郡
太田町役場
所在地 群馬県新田郡太田町
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旧・太田市 編集

おおたし
太田市
   
旧太田市旗 旧太田市章
廃止日 2005年3月28日
廃止理由 新設合併
太田市(旧)、藪塚本町新田町尾島町太田市(新)
現在の自治体 太田市(新)
廃止時点のデータ
  日本
地方 関東地方
都道府県 群馬県
面積 97.96km2
総人口 152,000
(2004年3月1日)
隣接自治体 桐生市新田郡藪塚本町新田町尾島町邑楽郡大泉町邑楽町
栃木県足利市
埼玉県大里郡妻沼町
市の歌 太田市歌(旧)
太田市役所
所在地 373-8718
群馬県太田市浜町2番35号
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新・太田市 編集

自治体の変遷 編集

太田市の自治体の変遷表である[12]

自治体の変遷
明治22年以前 昭和15年 - 昭和35年 平成17年3月28日 - 現在
山田郡 太田町の一部 明治22年4月1日合併 韮川村 韮川村 昭和15年4月1日に合併 太田町 昭和23年5月3日に市政施行 太田市 太田市 太田市 太田市
台之郷村
東長岡村
石原村
安良岡村
矢場村
明治26年7月15日に分立 矢場川村 矢場川村 昭和35年7月1日太田市へ編入
植木野村
荒金村 昭和35年7月1日栃木県足利市へ編入
大町村
下小林村 明治26年7月15日に分立 休泊村 休泊村 昭和32年4月1日太田市に編入
茂木村
沖之郷村
竜舞村
八重笠村
吉沢村 明治22年4月1日合併 毛里田村 毛里田村 昭和30年6月1日旧吉沢村の北西部が桐生市に編入 桐生市
毛里田村 昭和38年12月1日太田市に編入 太田市
只上村
丸山村
古氷村
矢田堀村
東今泉村
富若村
市場村
太田村の一部
新田郡 飯塚村 明治22年4月1日合併 九合村 九合村 昭和15年4月1日に合併 太田町 昭和23年5月3日に市政施行太田市 太田市
東矢島村
西矢島村
新井村
飯田村
東別所村
内ヶ島村
小舞木村
新島村
福沢村 明治22年4月1日合併 沢野村 沢野村
下浜田村
岩瀬川村
細谷村
米沢村
牛沢村
富沢村
高林村
由良村の一部
邑楽郡 古戸村
新田郡 長手村 明治22年4月1日合併 鳥之郷村 鳥之郷村
鶴生田村
鳥山村
新野村
太田町の一部
強戸村 明治22年4月1日合併 強戸村 強戸村 昭和32年4月1日太田市に編入
寺井村
西長岡村
菅塩村
成塚村
北金井村
太田町の一部
天良町の一部
小金井村の一部 明治22年4月1日合併 宝泉村 宝泉村 昭和38年4月1日太田市に編入
脇屋村の一部
由良村の一部
藤阿久村
別所村
沖野村
西野谷村
上田島村
中根村
下田島村
尾島村 明治22年4月1日合併 尾島町 尾島町 平成17年3月28日太田市に編入
亀岡村
堀口村
阿久津村
岩松村
押切村
備前島村
二ッ小屋村
武蔵島村
前島村
前小屋村
安養寺村
前島村
世良田村 明治22年4月1日合併 世良田村 世良田村 昭和32年11月1日尾島町に編入
小角田村
徳川村
出塚村
粕川村
上矢島村 昭和32年11月1日境町に編入 (平成17年1月1日伊勢崎市,赤堀町,東村と合併 して伊勢崎市になる。) 伊勢崎市
西今井村
三ッ木村
女塚村
米岡村
平塚村
境村の一部
木崎村 明治22年4月1日合併 木崎町 木崎町 昭和31年9月30日合併 新田町 平成17年3月28日太田市に編入 太田市
中江田村
下江田村
高尾村
赤堀村
村田村 明治22年4月1日合併 生品村 生品村
市野井村
市村
反町村
多村
多村新田
四軒在家村
小金村
脇屋村の一部
小金井村の一部
天良村の一部
大根村 明治22年4月1日合併 綿打村 綿打村
上江田村
上田中村
下田中村
花香塚村
金井村
嘉禰村
大村
上中村
溜池村
権右衛門村
藪塚村 明治22年4月1日合併 藪塚本町 藪塚本町
本町村
山ノ神村
大久保村
六千石村
寄合村

政治 編集

行政 編集

市長 編集

歴代市長
代(旧太田市) 氏名 よみがな 就任年月日 退任年月日
成田作兵衛 なりた さくべえ 1948年5月3日 1948年12月24日
2 中村藤兵衛 なかむら とうべえ 1949年2月15日 1949年8月8日
3 武藤傳次郎 むとう でんじろう 1949年9月22日 1953年9月14日
4 堀越節義 ほりこし せつよし 1953年9月15日 1957年9月14日
5 武川英男 たけかわ ひでお 1957年9月15日 1959年4月28日
6 - 9 田島宗仁 たじま むねひと 1959年6月16日 1975年6月15日
10 - 14 戸澤久夫 とざわ ひさお 1975年6月16日 1995年6月15日
15 - 17 清水聖義 しみず まさよし 1995年6月16日 2005年3月27日
代(新太田市) 氏名 よみがな 就任年月日 退任年月日
初 - 5 清水聖義 しみず まさよし 2005年4月18日 現職(5期目)
合併直前の3町の長
  • 初代市長の成田作兵衛は太田町の最終町長であり、1947年4月15日から任務している。
  • なお、2005年3月28日に平成の大合併により新しい太田市が誕生してから同年4月17日までの間は、旧新田町長である山﨑 昭(やまざき あきら)が市長職務執行者を務めた。
  • 新田町閉鎖時の新田町長
    • 山﨑 昭(やまざき あきら)
  • 尾島町閉鎖時の尾島町長
    • 相澤 邦衛(あいざわ くにえ)
  • 藪塚本町閉鎖時の藪塚本町長
    • 桐生 博司(きりゅう ひろじ)

市役所 編集

市役所(本庁舎)は1998年(平成10年)に改築され、地下1階、地上12階のビルとなった[21][22]。ビル型の庁舎は高崎市役所と同様である。

太田市役所本庁舎
〒373-8718 太田市浜町2番35号
旧太田市役所を太田市役所本庁とし、他3町の庁舎は総合支所であったが、2008年4月1日より庁舎に変更。データは以下の通り。
新田庁舎(旧新田町役場)
〒370-0392 太田市新田金井町29番
現在は農業関係の部署が入る[23]
尾島庁舎(旧尾島町役場)
〒370-0495 太田市粕川町520番
現在は教育委員会があり、教育関係の部署が入る[24]
藪塚本町庁舎
〒379-2304 太田市大原町459番地1
大原町661番1(旧藪塚本町役場)より移転。現在は開発事業関係の部署が入る[25]ほか、太田市土地開発公社、藪塚本町行政センターが庁内にある[26]

市章・市紋章 編集

新太田市の市章を5つの案から市民投票によって選び[27]2005年6月28日に制定した[15]。市に関係の深い新田氏家紋である「大中黒」に、ひらがなで「おおた」と入ったデザインである。[1]

構造改革特区 編集

2003年4月、太田市の英語教育特区構想が構造改革特区第1号として認可された。これは小学校から高校までの一貫教育校を設立し、国語などを除き、すべて英語で授業を行う(英語イマージョン教育)という構想である[28]。太田市が中心となって学校法人太田国際学園(理事長は清水聖義市長)が設立・認可され、2005年4月よりぐんま国際アカデミー(初代校長はユージーン・E・クーパー)が開校する[29]。初年度は1年生(定員90名)と4年生(定員60名)が入学した。

立法 編集

市議会 編集

県議会 編集

  • 選挙区:太田市選挙区
  • 定数:5名
  • 任期:2023年(令和5年)4月30日 - 2027年(令和9年)4月29日[30]
議員名 会派名 備考
穂積昌信 自由民主党
今井俊哉 自由民主党
秋山健太郎 自由民主党
薬丸潔 公明党
阿部知世 令明 党籍は無所属

国会 編集

衆議院
選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
群馬県第3区(2区に属さない太田市、館林市邑楽郡 笹川博義 自由民主党 4 選挙区
群馬県第2区(太田市(旧薮塚本町域)、桐生市(旧桐生市域)、伊勢崎市みどり市(旧笠懸町大間々町域)、玉村町 井野俊郎 自由民主党 4 選挙区

対外関係 編集

姉妹都市として国内に1都市、国外に1都市、1地域、友好都市としても国内外にそれぞれ1都市ずつ、合計4つの都市・地域と連携している[1]

姉妹都市 編集

国内 編集

新田義貞の弟、脇屋義助が遠征で今治を訪れ、この地で病死したことがきっかけである。1999年に今治市で開催された南北朝歴史サミットから交流が始まり、2002年4月に旧太田市と提携を結んだ。合併後も新太田市、新今治市へ提携が引き継がれている[31]

国外 編集

太田市国際姉妹都市交流協会が「先進諸国で国情が安定しているとともに積極的、永続的な交流が期待できる国」、「比較的近距離の国」、「英語圏の国」という3つの基本的考え方に基づいて選定した。1983年12月7日に太田市議会で議決され、翌年2月14日提携調印が行われた[32]
スバル・いすゞオートモーティブがラフィエット市に進出したことがきっかけである。1988年4月にラフィエット市長が富士重工を訪れ、交流が始まる。その年の10月に太田市長もラフィエット市を訪問し、今後もより一層の相互理解と友好を深めることを確認する覚書きに調印。その後も交流が続き、5年後、国際姉妹都市提携の協定書に調印した[33]SUBARUの北米生産拠点であるスバル・オブ・インディアナ・オートモーティブが所在する。

友好都市 編集

国内 編集

2006年平成18年)11月15日 - 1600年慶長5年)の関ヶ原の戦いの功績により、太田市尾島地域(旧新田郡尾島町)が弘前藩の領地になったことがきっかけで1985年に弘前青年会議所グループが同町を訪れた。弘前ねぷたや尾島まつりなどで民間での交流が進み、1991年11月旧尾島町と提携を行った。その後合併し、新太田市へ提携が引き継がれた。2006年11月15日に改めて友好都市連携の盟約が交わされた[31]

国外 編集

1984年三洋電機株式会社の紹介により、来日していた営口市代表団から友好都市提携の申し出があった。その後、太田市・営口市友好都市推進委員会を設置され、事前調査を経て友好都市の提携を行った。なお、選定は「都市形態が類似していること」「距離的に近いこと」、「交通の便が良いこと」、「友好的であること」、「世界平和に貢献できること」、「交流をすることにより両市にメリットがあり、将来有益になること」という基本的考え方に基づいて行われた[34]

出先機関・施設 編集

 
前橋地検太田支部

国家機関 編集

法務省 編集

検察庁

施設 編集

 
太田記念病院

警察 編集

本部
交番
  • 駅前交番
  • 東長岡町交番
  • 太田中央交番
  • 宝泉交番
  • 高林交番
  • 尾島交番
  • 新田交番
  • 藪塚本町交番
駐在所
  • 鳥山駐在所
  • 龍舞駐在所
  • 強戸駐在所
  • 只上駐在所
  • 丸山駐在所

消防 編集

本部
消防署
消防署 住所 分署 出張所
中央消防署 太田市鳥山下町409-1 沢野:太田市高林北町931-1 なし
東部消防署 太田市東金井町262-1 九合:太田市飯塚町87-1
西部消防署 太田市新田金井町607 尾島:太田市粕川町432-1
藪塚:太田市大原町641
なし
大泉消防署 大泉町大字寄木戸614-1 なし 城之内:大泉町城之内2-25-2

医療・福祉 編集

主な病院

郵便局 編集

主な郵便局

経済 編集

 
太田商工会議所

第二次産業 編集

「スバル」のブランド名で知られるSUBARU企業城下町として有名。SUBARUの社員および家族が多く、市内の企業もスバル車を使用しているところが多い。市内にはSUBARUおよびその系列企業の工場が多数点在している。

NECパーソナルコンピュータの前身のNEC群馬はNECデスクトップパソコン周辺機器を開発生産していた。主力はPC-9800シリーズであった。ミシュラン太田サイトは、欧州、米国、日本と世界に3か所ある研究開発センターのひとつで、2023年8月に本社機能を東京から移転した。

2008年3月8日には北関東自動車道太田桐生IC太田藪塚ICが開通し、両インター周辺にも工場等が進出している。

工業 編集

主な事業所
工業団地
  • 東部工業団地(東新町地内)(UDトラックス三和シヤッター工業など)
  • 西部工業団地(西新町地内)
  • 尾島工業団地 (世良田町地内)(ボッシュサンノーバ
  • 尾島第二工業団地(世良田町地内)(味の素AGF、キッコーマン)
  • 新田中部工業団地(新田木崎町、新田反町町地内)(コクヨ、王子製鉄)
  • 新田西部工業団地(新田早川町地内)(日野自動車、澤藤電機)
  • 藪塚工業団地(大原町地内)

第三次産業 編集

商業 編集

ショッピングモール

  • イオンモール太田(旧・イオン太田ショッピングセンター)(石原町、2003年(平成15年)12月5日開店[35]
  • パワーモールおおた(飯塚町)
  • ニコモール新田(新田市野井町)
  • 太田東ショッピングモール(植木野町)
  • 下田島ショッピングモール(下田島町、2004年(平成16年)12月21日開店[36]
  • 小舞木ショッピングセンター(小舞木町)

スーパーマーケット

  • イオン太田店(イオンモール太田内、石原町)
  • Aコープブレイス(新田市野井町)、新田店(新田早川町)
  • ベイシア 尾島店(安養寺町)、おおたモール店(パワーモールおおた内、飯塚町)
  • トライアル 太田由良店(由良町)
  • とりせん 太田新井店(新井町)、東矢島店(東矢島町)、下田島店(下田島町)[37]、城西の杜店(城西町)[38]、大原店(大原町)[39]
  • フレッセイ 宝泉店(宝町)、 太田飯塚店(飯塚町)
  • アバンセ藪塚店(大原町)
  • コープぐんま 新井店(新井町)、藪塚店(大原町)
  • ヤマグチ太田韮川店(台之郷町)
  • ヤオコー太田小舞木店(小舞木町、2007年(平成19年)4月6日開店[40]
  • ベルク 、太田植木野店(植木野町)[41]、フォルテ太田店(脇屋町)

ホームセンター

  • ジョイフル本田 新田店(新田市野井町)
  • カインズホーム (おおたモール店(パワーモールおおた内、飯塚町)
  • ビバホーム 藪塚店(大原町)
  • コメリハードアンドグリーン 新田店(新田木崎町)、太田大島店(大島町)
  • ニトリ 太田店(南矢島町)、イオンモール太田店(石原町)

ディスカウントストア

家電量販店

映画館

  • イオンシネマ太田(イオンモール太田内、石原町)

金融機関 編集

情報・生活 編集

 
新田水道

マスメディア 編集

放送局 編集

ラジオ放送

ライフライン 編集

上下水道 編集

交通 編集

SUBARUの企業城下町であるためか自動車の依存度が高く、ラッシュ時の渋滞が激しい。

空港 編集

かつて旧太田町時代には、中島飛行機の計画として「太田町を中心とする電車環状線構想」があった[42]宝泉村由良・藤阿久地区に住宅1000戸が完成するため太田・宝泉間に電車線を敷き、ゆくゆくは尾島-沢野-小泉-太田を結ぶ環状鉄道計画であった[注釈 2][43]。しかし東武鉄道小泉線が実現したため夢の環状線となった。

鉄道 編集

鉄道は東武鉄道太田駅からたすき状に4方向へと路線が伸び、県内東部(東毛)の交通の要衝の1つとなっている。特急りょうもうが太田駅と藪塚駅(一部木崎駅に停車)に停車し、浅草駅まで運行されているが、東京都心への接続は良好とは言えない。そのため、北千住駅で東京メトロ(日比谷線・千代田線・半蔵門線)に乗り換える人も少なくない。また、所要時間が浅草まで約80分で、なおかつ特急料金も含まれて2,000円以上もするため、熊谷駅籠原駅からJR高崎線を利用する市民もいる(熊谷から東京駅まで約70分・新宿駅まで約65分、共に1,140円)。

鉄道路線 編集

市内には東武鉄道が3路線(4方面に)走っているが、太田駅に発着する普通列車はすべてワンマン運転となっており、昼間は乗客も少ない。前述の通り自動車への依存度が高いためか、市内を通る東武桐生線沿線民のうち年に一度も鉄道を利用しない層が約6割に上るという[44]。東京方面に行く場合は東武伊勢崎線特急「りょうもう号」で、北千住駅まで約70分。また隣接する埼玉県熊谷市熊谷駅からJR高崎線を利用する乗客も多い。

市内にある東武鉄道の駅は9駅で、栃木県日光市の13駅に次ぎ2番目に多い。また、同じ市内に東武鉄道の路線が3路線ある自治体は本市と同県の館林市のみである。

人口20万人以上の特別区およびの中でJRの駅が無いのは太田市の他に、茨城県つくば市、埼玉県春日部市、埼玉県草加市千葉県八千代市[45]東京都世田谷区、東京都目黒区、東京都文京区、東京都練馬区、東京都調布市、東京都西東京市神奈川県大和市、神奈川県厚木市愛知県豊田市大阪府豊中市沖縄県那覇市がある。これらは目黒区・文京区・大和市を除きJRの鉄道路線自体が通らないことも共通する。

東武鉄道

 
太田駅北口
伊勢崎線
桐生線
小泉線

バス 編集

かつては市内に東武バスの路線が複数あったが、現在は東武鉄道系の朝日自動車太田営業所)による太田駅 - 熊谷駅の路線があるのみである。

現在は、太田市が主体となり路線バス・シティライナーおおた(市内にある矢島タクシーに運行を委託)のほか、デマンドバス(予約制バス)「おうかがい市バス」、市営無料バスを運行している。

そのほかBUSターミナルおおたから各地への長距離バスなどがある。

路線バス 編集

おうかがい市バス 編集

市内全域で75歳以上の身体障がい者および重度の知的・精神障がい者を対象に運行する事前予約制の福祉バス[50]。前日までに利用時間や目的地を告げて予約すると、自宅から市内の商店・病院、最寄り駅などまで送迎してくれる。一見、コストがかかりそうなシステムだが、朝夕はスクールバスを運転する運転手が昼間に市バスを運転するなど別の事業との組み合わせで無駄を廃している。

デマンドバス・矢島タクシーに運行委託している。

当初は無料で運行していたが、2012年4月に片道100円に[注釈 3] 有料化。所定の条件を満たす交通弱者に拡大してハードルを下げた一方で、所定の停留所(自宅近くおよび目的地近く)を指定する形になった。

市営無料バス(おおたんバス) 編集

2018年4月1日運行開始。スクールバスの車両を使用する[51]

路線[52]
  • 西バス系統
    • 藪塚駅 - ジョイフル本田新田店 - 木崎駅南口 - 尾島温泉利根の湯
    • 早川経由:ジョイフル本田新田店 - いずみ団地南 - 綿打中学校前 - ジョイフル本田新田店
  • 東バス系統:イオンモール太田 - 竜舞駅南口 - BUSターミナルおおた
  • 韮川・鳥之郷線(毛里田地区・強戸地区経由):イオンモール太田 - 毛里田行政センター - 太田記念病院
  • 宝泉・新田線(パルタウン城西の杜経由):ジョイフル本田新田店 - 宝泉行政センター - 太田記念病院

長距離バス路線 編集

飯塚町BUSターミナルおおたがあり、長距離バスが発着している[53]

  • 成田空港ゆき「メープル号
  • 羽田空港ゆき「エアポートリムジン」
  • 名古屋・金沢・京都・大阪ゆき「シルクライナー」
  • 仙台ゆき「仙台ライナー」

道路 編集

2007年までは市内には高速道路がなく、近隣の高速道路は東北自動車道館林IC佐野藤岡IC関越自動車道東松山IC北関東自動車道伊勢崎ICなどだった。 2008年3月8日北関東自動車道太田桐生ICまで延伸し[16]高崎JCT関越自動車道に接続できる様になり、長野県藤岡JCT上信越自動車道経由)や新潟県にも短時間で行くことができるようになった。 さらに、2011年3月19日には太田桐生ICと佐野田沼IC間が開通し同自動車道は全線開通となり[19]岩舟JCT東北自動車道との接続も可能になり、東北地方茨城県に行くことができるようになった。 しかし都心へは、花園ICや東松山ICから関越道、館林ICから東北道を利用した方が速い場合もある。 勿論、一般道で1時間もかかる前橋市高崎市へも30分ほどで行けるようになった。更に2014年には東毛広域幹線道路国道354号)の全線開通により 県内東西交通の利便性が増し、2016年には市内西部を南東から北西に通る国道17号 上武道路が全線開通し、東京都心や埼玉県方面と関越自動車道渋川伊香保ICへのアクセスの利便性の向上と伊香保温泉へのアクセスも向上した。

高速道路 編集

国道 編集

県道 編集

主要地方道
一般県道

市道 編集

  • 太田市道太田環状線
  • ラフィエット通り
  • バーバンク通り

道の駅 編集

教育 編集

 
群馬大学太田キャンパス

太田市教育委員会は尾島庁舎内にある[54]

存在する教育施設 編集

大学・短期大学 編集

専門学校・その他 編集

高等学校 編集

義務教育学校 編集

中学校 編集

小学校 編集

かつて存在した教育施設 編集

かつて存在した大学・短期大学、専門学校 編集

かつて存在した高等学校 編集

  • 私立新田農業高校(木崎町、1948年開校)→新田農業高校(1951年閉校)[57]
  • 私立金山高等家政女高校(太田町、1948年開校)→金山高等学校(1952年閉校)[57]

かつて存在した中学校 編集

かつて存在した小学校 編集

特別支援学校 編集

研修施設 編集

小学校・中学校の学区 編集

太田市内の公立小学校、中学校の学区は以下の通りとなっている[5]。学区は行政区(太田市の行政区についてはこちらを参照)によって決まっている。

小学校・中学校の学区
区域(行政区) 小学校 中学校
3丁目、4丁目、5丁目、西本町、大門仲町、入町、双葉町、浜町1区、浜町2区、浜町3区、八幡南、八幡北、八幡西 太田小学校 西中学校
大島町1区、大島町2区、長手町、鶴生田町東、鶴生田町西、鳥山上町、鳥山中町、鳥山下町、三枚橋 鳥之郷小学校
飯塚町の一部(市道飯塚西新町線以北)、飯田町の一部(県道竜舞鳥山線以南)、南新井町、内ケ島町の一部(県道竜舞鳥山線以南)、小舞木町の一部(県道竜舞鳥山線以南) 九合小学校 東中学校
飯田町の一部(県道竜舞鳥山線以北)、新井町、内ケ島町の一部(県道竜舞鳥山線以北)、内ケ島町目塚、新島町、小舞木町の一部(県道竜舞鳥山線以北) 中央小学校
福沢町、岩瀬川町、下浜田町、細谷町、米沢町 沢野小学校 南中学校
富沢町、牛沢町、牛沢団地、高林北町 沢野中央小学校
西矢島町の一部(市道1級31号線以南)、高林東町、高林西町、高林南町、高林寿町、末広町、古戸町、南矢島町 南小学校
台之郷町1区、台之郷町2区の一部(韮川用水路以西)、台之郷町3区、台之郷町4区、台之郷町5区、台之郷町6区、安良岡町の一部(休泊堀用水路以東)、石原町1区、石原町2区、東長岡町馬場の一部(休泊堀用水路以東) 韮川小学校 城東中学校
龍舞町1区、龍舞町2区、龍舞町3区、龍舞町竜内、沖之郷町、茂木町、下小林町1区、下小林町2区、八重笠町 休泊小学校 休泊中学校
成塚町、北長岡、西長岡町、菅塩町、北金井町、大鷲町、上強戸町、中強戸、下強戸、石橋町、寺井町、天良町 強戸小学校 強戸中学校
由良町林、由良町諏訪、由良町北上、由良町西上、別所町、沖野町、西野谷町、上田島1区、上田島2区、宝町 宝泉小学校 宝泉中学校
中根町、東田島、西田島1区、西田島2区、泉町 宝泉南小学校
只上町1区、只上町2区、市場町1区、市場町2区、高瀬町、富若町、東今泉町、緑町、矢田堀町、吉沢町1区、吉沢町2区、丸山七日市、原宿町 毛里田小学校 毛里田中学校
藤阿久本村、藤阿久椿森、藤久良町1区、藤久良町2区、藤久良町3区、藤久良町4区、由良町寺家、由良町体宮、新道町の一部 宝泉東小学校 城西中学校
新野町、城西町、新道町の一部、脇屋町 城西小学校
台之郷町2区の一部(韮川用水路以東)、上小林町の一部(休泊堀用水路以東)、矢場町、矢場新町、植木野町 駒形小学校
飯塚町の一部(市道飯塚西新町線以南)、西矢島町の一部(市道1級31号線以北)、東矢島町、東別所町 旭小学校 旭中学校
尾島町、阿久津岩松、尾島東部、前小屋南ヶ丘、尾島南部、わかば、亀岡軽浜、大舘安養寺、粕川町 尾島小学校 尾島中学校
世良田上、世良田中、世良田下、徳川出塚 世良田小学校
木崎上町、木崎仲町、木崎下仲上田島、木崎下町、木崎神明、中江田北高尾、中江田南下江田、赤堀、反町の一部 木崎小学校 木崎中学校
下村田、村田、上村田、村田東、小金井南、小金井北、市野井北、市野井南、反町、市多村新田、市野倉、瑞木 生品小学校 生品中学校
大根、上江田、下田中、花香塚、上田中、上中溜池権萩、大、金井嘉祢、早川 綿打小学校 綿打中学校
寺下、杉塚1区、杉塚2区、中原、台、滝之入、湯之入、三島、西野、山之神、寄合、大原上、大原1区、大原2区の一部(県道境三ツ木線以東)、大原3区の一部(県道境三ツ木線以東)、大原4区、大原5区の一部(県道境三ツ木線以東)、大原6区の一部(県道大間々世良田線以東)、大原7区の一部 藪塚本町小学校 藪塚本町中学校
百石、新星、大原2区の一部(県道境三ツ木線以西)、大原3区の一部(県道境三ツ木線以西)、大原5区の一部(県道境三ツ木線以西)、大原6区の一部(県道大間々世良田線以西)、大原7区、西ヶ原、大久保1区、大久保2区、大久保3区、六千石 藪塚本町南小学校
1丁目、2丁目、栄町、上小林町の一部(休泊堀用水路以西)、東金井町1区、東金井町2区、安良岡町の一部(休泊堀用水路以西)、東長岡町伊豆山、東長岡町馬場の一部(休泊堀用水路以西)、熊野町 北の杜学園

観光 編集

 
太田吉沢ゆりの里(現存しない)

明治以降も金山大光院は各地からの行楽客で賑った。東京から郊外電車が走る目的地の1つだった。古墳時代の東国文化、『太平記』や建武の新政への影響、徳川氏の発祥、高山彦九郎幕末志士への影響などの史実がある。

SUBARUの企業城下町であることから、同社にちなんだ「スバル最中」(伊勢屋[59]、「スバルサブレ」(新虎)[60] といった土産菓子がある。

近年では、太田市内に焼きそば店が多く営業することから、市の観光協会では「焼きそばの街」としての売り込みを始め、太田焼きそばとして知られている。

太田市北部運動公園は春季には芝桜が、秋季から冬季にかけてイルミネーションが見られ、北関東自動車道からも一望できる。

市内北西部の藪塚町には、ジャパンスネークセンターがあり、日本で唯一、ヤマカガシの毒に対する血清の製造・保存を行っている。

名所・旧跡 編集

 
世良田東照宮

市内全体に史跡が点在しているが、特に尾島地域は「徳川氏発祥の地」と呼ばれ世良田東照宮などの史跡があり、「尾島歴史公園」がある。縁切寺満徳寺も世界で2つしかない縁切寺として海外のマスコミに取り上げられている。又、埴輪(国宝、国の重要文化財)など数多くの貴重な文化財が出土している。

観光スポット 編集

レジャー・歓楽街 編集

温泉 編集

  • やぶ塚温泉(藪塚町、藪塚本町地域)
  • 温泉施設
    • 太田金山温泉・安眠の湯(下小林町、太田地域〈イオンモール太田に隣接〉)
    • ユーランド新田(新田金井町、新田地域)
    • 尾島・利根の湯(備前島町、尾島地域)
    • 天然温泉 湯楽部(植木野町、太田地域〈旧コロナの湯、太田スマイルタウン内〉)

文化・名物 編集

祭事・催事 編集

  • おおた芝桜まつり(4月上旬 - 5月上旬) 東日本最大級の100万本の芝桜が植えられ観光地として定着しつつある。
  • 八瀬川桜まつり(4月上旬)
  • 太田まつり(7月第3土曜・日曜)
  • 新田まつり(8月第2土曜・日曜)
  • 藪塚まつり(8月第1土曜)
  • 尾島ねぷたまつり(8月14日・15日)
  • 航空ページェント(尾島町地域)(11月3日)
  • 出雲神社えびす講(伊佐須美神社境内)(11月19日・11月20日)
  • 公式ゆるキャラ おおたん

名産・特産 編集

スポーツ 編集

毎年1月1日に行われる全日本実業団対抗駅伝大会(ニューイヤー駅伝)は伊勢崎市から国道354号を経由して太田市役所本庁舎前が第4中継所(4区→5区)となっており、県道太田桐生線を経由して桐生市に抜けるコースをとる。

スポーツチーム 編集

また、かつては、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEパナソニックワイルドナイツ(旧:三洋電機ワイルドナイツ)が練習場を置いていた。

出身関連著名人 編集

出身著名人 編集

歴史上の人物 編集

政治家・経済人 編集

学者 編集

文化人 編集

芸能人 編集

スポーツ選手 編集

アナウンサー 編集

その他の著名人 編集

関連著名人 編集

マスコット 編集

おおたん
Otan
 
太田駅にあるおおたんの石像
対象
群馬県太田市
モチーフ 市内の4つの地区
指定者 太田市
性別 金山の妖精
公式サイト https://www.city.ota.gunma.jp/
テンプレートを表示

「おおたん」という名前の太田市のマスコットキャラクターがいる[1]。太田市のローマ字表記 O を基調としており、全体的に丸い形になっている。4つの丸は、太田市内の4つの地区をモチーフにしており、黄、青、橙、水色はそれぞれ、「実り」、「空」、「太陽」、「清流」を表す[67]

市役所などでぬいぐるみやバッジを販売している。また、太田駅構内には「おおたん」の石像がある。

おおたんのイラストは申請を行えば、誰でも無料で商用利用することができる。素材集も用意されている[68]

作品 編集

市が登場・関連する作品

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 翌年の旧太田市(1963年 - 2005年)の市域組替人口は96,810人だった
  2. ^ 尾島町は中島知久平の出身地であり中島飛行機の工場があった。
  3. ^ 当初は片道300円で利用可能区域をゾーン区分とする計画があった。

出典 編集

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  61. ^ 公式
    八坂神社 (太田市)
  62. ^ “太田・田吉沢ゆりの里、イノシシ食害でユリ壊滅 開園1週間遅れ、入園料も減額 群馬”. 産経ニュース (産経新聞社). (2018年6月20日). https://www.sankei.com/article/20180620-Z5ST7TWUN5NYDCZ7Q4N6QTFH7I/ 2019年5月13日閲覧。 
  63. ^ 群馬クレインサンダーズのホームタウン変更のお知らせ』(プレスリリース)群馬クレインサンダーズ、2021年2月10日https://g-crane-thunders.jp/news/detail/id=144942021年2月11日閲覧 
  64. ^ 額戸氏の歴史
  65. ^ 山下清海(2014)"斎藤 功先生のご逝去を悼む"地理学評論日本地理学会).87(4):351-352.(351ページより)
  66. ^ 県議会議員プロフィール 笹川博義 自民党群馬県支部連合会。2015年12月25日閲覧。
  67. ^ おおたんのプロフィール”. 太田市. 2023年8月24日閲覧。
  68. ^ 「おおたん」デザイン使用申請”. 太田市. 2023年8月24日閲覧。

参考文献 編集

  • 『太田市史』通史編・近現代(太田市、1996)

関連項目 編集

外部リンク 編集