太陽と月に背いて』(たいようとつきにそむいて、英語原題:Total Eclipse)は、クリストファー・ハンプトン1968年に発表した戯曲[1]、および小説(黒田邦雄による日本語訳が同名で徳間文庫から1996年に刊行されている)。

太陽と月に背いて
Total Eclipse
作者 クリストファー・ハンプトン
イギリス
初出情報
初出 1968年
ポータル 文学 ポータル 舞台芸術
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フランス文学史上類いまれなる才能を持った詩人アルチュール・ランボーと、同じく詩人であったポール・ヴェルレーヌとの破滅的な愛と魂の交感を描き出す作品。1995年にハンプトン自身の脚本により、アニエスカ・ホランド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化された。

映画 編集

太陽と月に背いて
Total Eclipse
監督 アニエスカ・ホランド
脚本 クリストファー・ハンプトン
原作 クリストファー・ハンプトン
『太陽と月に背いて』
製作 ジャン=ピエール・ラムゼイ・レヴィ
製作総指揮 スタファン・アーレンベルグ
ジャン=イヴ・アスラン
パスカル・フォーベル
出演者 レオナルド・ディカプリオ
デヴィッド・シューリス
音楽 ヤン・A・P・カチュマレク
撮影 ヨルゴス・アルヴァニティス
編集 イザベル・ロレンテ
配給   ニュー・ライン・シネマ
  日本ヘラルド
公開   1995年11月3日
  1996年10月5日
上映時間 112分
製作国   イギリス
  フランス
  ベルギー
言語 英語
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1995年制作のイギリスの映画

ストーリー 編集

パリ・コミューン崩壊後の1870年代フランスパリ。新進気鋭の詩人として注目を集めていたヴェルレーヌの元に、一通の手紙が届く。そこには、無名の田舎青年の、衝撃的な詩が書かれていた。そして彼らはパリで出会うことを約束する。列車で上京してきたのは、まだ20歳にも満たないアルチュール・ランボーだった。この美青年は、妻子持ちのヴェルレーヌを惑わし、そして禁じられた愛欲の世界へと導いていった。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
アルチュール・ランボー レオナルド・ディカプリオ 三木眞一郎
ポール・ヴェルレーヌ デヴィッド・シューリス 田中秀幸
マチルダ ロマーヌ・ボーランジェ 平井美美
イザベル・ランボー ドミニク・ブラン 井上瑤
判事 クリストファー・ハンプトン

舞台 編集

皆既食 -Total Eclipse-』(かいきしょく トータル・エクリプス)のタイトルで、2014年に日本で上演された。翻訳:小田島恒志、演出:蜷川幸雄。主演の岡田将生の初舞台作品となった[2]

キャスト 編集

スタッフ 編集

  • 演出:蜷川幸雄
  • 翻訳:小田島恒志
  • 作:クリストファー・ハンプトン
  • 演出補:井上尊晶
  • 美術:中越司
  • 照明:高見和義
  • 音響:井上正弘
  • 衣裳:黒須はな子
  • ヘアメイク:鎌田直樹
  • 擬闘:栗原直樹
  • 演出助手:大河内直子
  • 舞台監督:芳谷研
  • 企画・製作:Bunkamura

脚注 編集

  1. ^ 太陽と月に背いてKINENOTE、2014年11月28日閲覧。
  2. ^ 岡田将生が舞台初挑戦「いつか挑戦したいと思ってた」”. ORICON STYLE (2014年7月28日). 2014年11月28日閲覧。

外部リンク 編集