女が階段を上る時』(おんながかいだんをあがるとき)は、1960年に公開された成瀬巳喜男監督による日本映画。脚本は菊島隆三、音楽は黛敏郎、衣装は高峰秀子が担当。成瀬と高峰によるコラボレート映画の代表作の一つ。

女が階段を上る時
監督 成瀬巳喜男
脚本 菊島隆三
製作 菊島隆三
出演者 高峰秀子
森雅之
仲代達矢
音楽 黛敏郎
撮影 玉井正夫
編集 大井英史
製作会社 東宝
配給 東宝
公開 日本の旗 1960年1月15日
上映時間 111分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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1961年1970年1985年には、テレビドラマ化もされた。

概要 編集

ストーリーは菊島隆三が手掛けたオリジナル作品で、彼にとっては初プロデュース作品ともなった。銀座バーを舞台に洗練されたスタイリッシュな空気を横溢する佳作。黛敏郎の手によるジャジーな音楽も都会性を盛り上げている。また、主要人物の衣装考証を主演の高峰が兼任している。

キャストにおいては男優、女優共に成瀬映画に縁の深い名優が結集し、共に華やかな顔ぶれとなった。

あらすじ 編集

階段を上がる時、それは女が銀座の夜に花開く時。銀座のバーの雇われマダム、圭子を巡って今宵も男と女の情が入り乱れる。

スタッフ 編集

クレジット順

キャスト 編集

※映画クレジット順

※以下クレジット無し

同時上映 編集

新・三等重役 旅と女と酒の巻

テレビドラマ版 編集

1961年版 編集

1961年5月20日から同年6月10日まで、フジテレビ系列のオムニバスドラマシリーズ『おんな』(土曜21:15 - 21:45)の一本として放送。全4回。

出演者 編集

スタッフ 編集

1970年版 編集

1970年1月5日 - 2月9日には、日本テレビC.A.Lの制作で連続テレビドラマ化され、21:00 - 21:56に「ファミリー劇場」で放送された。全6回。

監督は小野田嘉幹。脚本は映画版と同じく、菊島隆三が担当した。

出演者 編集

1985年版 編集

1985年12月27日、フジテレビ系列の『金曜女のドラマスペシャル』で放送。唯一の単発版。

出演者 編集

スタッフ 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d 参考:テレビドラマデータベース

外部リンク 編集

フジテレビ系列 おんな
前番組 番組名 次番組
女が階段を上る時
(1961年版)
日本テレビ系列 月曜21時枠
女が階段を上る時
(1970年版)
日本テレビ系列 ファミリー劇場
(なし)
女が階段を上る時
(1970年版)
わが青春のとき
フジテレビ系列 金曜女のドラマスペシャル
女が階段を上る時
(1985年版)