女の斜塔』(おんなのしゃとう)は、1964年に発表された梶山季之社会小説

女の斜塔
著者 梶山季之
発行日 1964年
発行元 集英社
ジャンル 社会小説
日本の旗 日本
言語 日本語
前作 『華やかな罠』
次作 『暗い花道』
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内容 編集

建築業界を舞台にした、教授、弟子とそれにまつわる女性陣の暗躍と恋愛遍歴を描く。上流社会の内部に流れる人間模様を色濃く抉る長編

登場人物 編集

  • 徳武良吉 - 工学博士。組み立て住宅の量産システムの考案者。ロマンスグレイの銀髪。婿養子
  • 徳武奈津子 - 徳武博士の娘。
  • 徳武鈴江 - 徳武博士の妻。家付き娘で良吉を婿に迎えた。奈津子の母。
  • 加賀淳吉 - 徳武博士の弟子。無口。
  • 奈良井次郎 - 同じく博士の弟子。長身で銀行頭取の息子。
  • 笹井冬子 - 加賀の婚約者

経緯 編集

『女性明星』1964年連載。全国の本屋でどういう物語が人気か調査し、若い女性を集めてマーケッティング・リサーチを集めてから連載開始した[1]

書誌情報 編集

  • 『女の斜塔(愛欲篇)』(集英社 1964年)
  • 『女の斜塔(復讐篇)』(同 1964年)
  • 『女の斜塔 愛欲編 <コンパクト・ブックス>』(集英社・新書版 1966年)
  • 『女の斜塔 復讐篇 <コンパクト・ブックス>』(同 1964年)
  • 『女の斜塔』(集英社文庫 1983年)ISBN 4-08-750475-1(合本・全1冊)

脚注 編集

  1. ^ 『女の斜塔 復讐篇 <コンパクト・ブックス>』巻末解説 237ページ

関連事項 編集