姚州(ようしゅう)は、中国にかつて存在した。現在の雲南省楚雄イ族自治州に設置された。

621年武徳4年)、唐代により姚州が設置された。姚州都督府の府治もあわせて設置され、姚城長明瀘南の3県を管轄した。唐代の西南諸族との交通の要衝とされた。しかし天宝年間に吐蕃の勢力下に置かれたことから姚州は廃止された。その後南詔が成立すると姚州地区には弄棟城が、大理国の時代には統矢府が設置された。

1257年元代はこの地に統矢千戸所を設置され、1275年至元12年)に姚州と改められた。1913年民国2年)、州制の廃止に伴い姚安県と改められた。