姫路学院女子短期大学
姫路学院女子短期大学(ひめじがくいんじょしたんきだいがく、英語: Himeji Gakuin Women's Junior College)は、兵庫県神崎郡福崎町高岡塩田1966-5[注釈 2]に本部を置いていた日本の私立大学である。1973年に設置され、2001年に廃止された。大学の略称は姫学。
姫路学院女子短期大学 | |
---|---|
大学設置/創立 | 1973年 |
廃止 | 2001年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人姫路学院[注釈 1] |
本部所在地 | 兵庫県神崎郡福崎町高岡塩田1966-5[注釈 2] |
学部 |
児童教育科 英語コミュニケーション科 |
概要 編集
大学全体 編集
- 兵庫県神崎郡福崎町に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人姫路学院[注釈 1]。
- 2学科で入学総定員130名体制で1973年に開学。以後、学科の増減はなし。
- 当初、特に英文科は定員割れが常態化していたものの、私大バブルと言われた時分1991年においては、児童教育科 女1579[1]/240[2]、英文科 学生数 女1165[1]/160[2]と大きく定員を上回っていたことがあった。
- しかし、その後は学生数が減少し、ついには1999年度の入学生を最後に[注 1]、2001年に短期大学としての使命を終える[5]。
教育および研究 編集
- 児童教育科には、幼稚園教諭と小学校教諭の養成のみならず、音楽講師養成コース、体育コース、秘書に関する科目も置かれていた。英語コミュニケーション科には「英米文学」・「国際観光」・「秘書」の各コースがあった。
学風および特色 編集
- 姫路学院女子短期大学は「自立した女性」の育成が教育方針となっていた。
沿革 編集
基礎データ 編集
所在地 編集
- 兵庫県神崎郡福崎町高岡塩田1966-5[注釈 2]
象徴 編集
- 姫路学院女子短期大学のカレッジマークは右記の資料を参照のこと[14]。
教育および研究 編集
組織 編集
学科[注 3] 編集
- 児童教育科 入学定員120名
- 英語コミュニケーション科 入学定員80名:「英米文学」・「国際観光」・「秘書」の各コースがあった[16]。
専攻科 編集
- なし
別科 編集
- なし
取得資格について 編集
- 幼稚園教諭二種免許状と小学校教諭二種免許状が取得できる課程が児童教育科にて設置されていた[17]。
- 中学校教諭二種免許状(英語)が取得できる課程が英語コミュニケーション科に設置されていた[16]。
- 秘書士資格:児童教育科にて設置されていた[17]。
研究 編集
- 『姫路学院女子短期大学紀要』[18]
学生生活 編集
部活動・クラブ活動・サークル活動 編集
- 姫路学院女子短期大学で活動していたクラブ活動[19]
学園祭 編集
スポーツ[19] 編集
- バスケットボール部が第24回木戸杯兵庫県大会で第3位、関西女子学生秋季トーナメント大会で第3位という実績がある。
- バレーボール部が兵庫県バレーボール大学選手権大会で優勝、関西大学バレーボール大学選手権大会で準優勝、近畿私立大学短期大学体育大会で優勝という実績をもつ。
- サッカー部が第5回全日本大学女子選手権大会で、5年連続出場で最高3位、関西学生秋季リーグ優勝、春季リーグ準優勝の実績がある。
大学関係者と組織 編集
大学関係者一覧 編集
プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2021年12月) |
- 歴代学長
出身者 編集
- 露の紫 落語家
施設 編集
キャンパス 編集
- 学内には「ひめがくスポーツクラブ」と称したスポーツクラブ、ポニー牧場、バンブー博物館、わんわんカレッジ、美容室など多数の施設があった[20]。
寮 編集
- 短大キャンパス付近に設置されていた[21]。
対外関係 編集
他大学との協定 編集
社会との関わり 編集
- 「いきいき学習講座」と称した公開講座が催された。
卒業後の進路について 編集
就職について 編集
- 児童教育科:幼稚園への就職者が多く、小学校教諭に就いた者は多くない。教職より一般企業への就職者の方が多かった。
- 英語コミュニケーション科:サービス業や卸売業などへの就職者が多く、教育職員に就いた人は少な目。
編入学・進学実績[22] 編集
関連項目 編集
注釈 編集
注釈グループ 編集
- ^ a b 学校法人姫路学院は1998年に都築学園グループの支援を受けることとなり、姫路学院短期大学が近畿福祉大学に改組された後、2009年には学校法人都築学園に吸収合併された。
- ^ a b 2023年4月現在、神戸医療未来大学のキャンパスとなっている。
補足 編集
出典 編集
- ^ a b 文部省'91, p. 78.
- ^ a b 短期大学教育 (48)より。
- ^ 文教協会'2000.
- ^ 大学資料 (146)より。
- ^ a b 文教協会'2002.
- ^ 文部省大学局技術教育課'1973.
- ^ 短期大学教育 (31)より。
- ^ 全国学校総覧 昭和51年版より。
- ^ 短期大学一覧 昭和51年度より。
- ^ 文部省'76, p. 51.
- ^ 文教協会'1997.
- ^ 文部省'97, p. 88.
- ^ 文部省'99, p. 80.
- ^ 日本の私立短期大学より。
- ^ 文教協会'1999.
- ^ a b 姫路学院女子短期大学'1997, p. 12.
- ^ a b 姫路学院女子短期大学'1997, p. 6.
- ^ 姫路学院女子短期大学紀要より。
- ^ a b c 姫路学院女子短期大学'1997, p. 17.
- ^ 姫路学院女子短期大学'1997, p. 19-20.
- ^ 姫路学院女子短期大学'1997, p. 18.
- ^ 姫路学院女子短期大学'1997, p. 15.
参考文献 編集
全国短期大学高等専門学校一覧 編集
- 文部省『短期大学一覧 昭和48年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成9年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成14年度』文教協会 。
全国学校総覧 編集
- 文部省『全国学校総覧 昭和52年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1992年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1998年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房 。
入学案内冊子 編集
- 姫路学院女子短期大学『姫路学院女子短期大学 1998 大学案内』姫路学院女子短期大学。