子育てサークル(こそだてサークル)は、親同士が子育てに関する情報交換や相互協力を、また子どもにとっては友達作りなどを行うサークル。育児サークルという呼称も使われる。大抵の場合、居住地区が近い親同士によって構成されることが多い。從來は自然発生的にグループが形成され、育児雑誌や地域に配布される情報誌、タウン誌などに活動内容が紹介されたり、仲間募集の掲示がされたりして、成長していくものであったが、近年、育児不安や親の孤立、その延長線上での児童虐待などが社会問題化し、子育てサークルが親の孤立を防止するためには有効と考えられるようになり、地域子育て支援センターなどが積極的に子育てサークルを育成、運営し、拠点の提供も図るようになってきた[1]

脚注 編集

  1. ^ 谷田貝公昭監修、林邦雄編『保育用語辞典』一藝社 2006年 p.141

参考文献 編集

  • 東京サークルネット『すぐ参加できる全国子育てサークルガイド』丸善メイツ 1995年
  • 津止正敏ほか編『子育てサークル共同の力』文理閣 2003年