孤独 (ジョン・レノンの曲)

孤独」(Isolation) は、ジョン・レノン楽曲1970年発表のアルバムジョンの魂』に収録されている。

孤独
ジョン・レノン楽曲
収録アルバムジョンの魂
リリース1970年12月11日
録音1970年10月6日 Abbey Road, London
ジャンルロック
時間2分51秒
レーベルアップル
作詞者ジョン・レノン
作曲者ジョン・レノン
プロデュースジョン・レノン、オノ・ヨーコフィル・スペクター
ジョンの魂 収録曲
Side 1
  1. マザー
  2. しっかりジョン
  3. 悟り
  4. 労働階級の英雄
  5. 孤独
Side 2
  1. 思い出すんだ
  2. ラヴ(愛)
  3. ウェル・ウェル・ウェル
  4. ぼくを見て
  5. ゴッド(神)
  6. 母の死
ミュージックビデオ
「Isolation」 - YouTube

概要 編集

この時期のレノンは、ビートルズの解散問題、妻オノ・ヨーコと共に直面していた攻撃、そして薬物の大量使用によってもたらされた深刻な不安と自信喪失によって、活動に幻滅を感じつつあったという。 この曲では、レノンとヨーコが成功者のように見えるが、実際は他人と同様に孤独な感情を抱いているという感情を暴露した歌詞が印象的で、歌詞の一部はバレット・ストロングの楽曲の一つである『オー・アポロジャイズ』から引用しているとのこと[1]

音楽学者のウィルフリッド・メラーズは本曲を「黒人によるピアノ・ブルースの英国化版」と表現している[2]

楽曲はレノンのボーカルとレノンが演奏しているピアノが印象的であるが、後半になるにつれて、こちらもレノンが演奏するオルガンの音色も加わる。また、曲中ではレノンがピアノのダンパーペダルを踏む音が確認できる[3]

クレジット 編集

カバー・バージョン 編集

脚注 編集

  1. ^ Urish, Ben & Bielen, Ken (2007). The Words and Music of John Lennon. Praeger. pp. 21, 116. ISBN 9780275991807 
  2. ^ Mellers, Wilfrid (1973). Twilight of the Gods:The Music of the Beatles. Schirmer Books. pp. 162–163.
  3. ^ ジョンの魂 2010年リマスター版 ブックレットより
  4. ^ Harry Nilsson - Aerial Pandemonium Ballet (CD, Album) at Discogs
  5. ^ Various - Instant Karma 2002 (A Tribute To John Lennon) (CD) at Discogs