孤立波(こりつは、: solitary wave)とは、波動方程式の解 u(x, t) であって、|x| → ∞ で速やかに |u| → 0 となるものを指し、噛み砕いて言えば、ただ一つの山だけが伝わっていく波である。水面を伝わる孤立波に初めて注目して研究したのは、1834年スコットランドの造船技術者ラッセル英語版で、1895年にはオランダD.J.コルテベーク英語版ド・フリース英語版が浅い水の表面を伝わる波の方程式として ∂u/∂t + αu∂u/∂x + β3u/∂x3 = 0 を提案し、このKdV方程式が孤立波の解をもつことを示した[1]

さらに幾つかの条件を満たし粒子のようにふるまう孤立波は、ソリトンと呼ばれる。

脚注 編集

外部リンク 編集