宝塚国際室内合唱コンクール

宝塚国際室内合唱コンクール(たからづかこくさいしつないがっしょうコンクール)は、兵庫県宝塚市が毎年7月に宝塚ベガ・ホールで開催する日本の合唱大会の一つ。1984年より開催されている。合唱の原点といえる少人数による室内合唱の普及、また音楽を通した国際交流の推進に資する目的で開催されている。

コンクールの形態 編集

出場資格のある合唱団は、16歳以上で構成される8名以上20名以下(指揮者及び伴奏者を含まない)の合唱団である。

コンクールへの出場団体および出演順を決定するため、合唱団はあらかじめ出場メンバーによる録音を主催者に提出し、主催者側で予備審査が行われる。録音の演奏時間は3分以上、10分以内であれば曲目、曲数は自由で必ずしもコンクールにおいて演奏する曲目でなくてよい。予備審査を通過すると、晴れて本大会に出場することが出来る。

コンクールは部門別に行われ、1団体につき10分以内(曲間を含む)で演奏し、課題曲は定められていない。審査員の合議により、すぐれた演奏をした団体に金・銀・銅の各賞が与えられる。そして全部門を通した総合順位を決定し、上位3団体には賞金が与えられる。

長らく混声、男声、女声の3部門を開催していたが、2006年からは編成による区分をなくし、時代・ジャンル別に改編された。

  • 2006年 - 「ルネサンス・バロック」「邦人作品」「フォークロア」
  • 2007年・2008年 - 「ルネサンス」「ロマン派」「フォークロア」「シアターピース
  • 2009年 - 「ルネサンス」「近・現代」「フォークロア」「シアターピース」
  • 2010年 - 「ルネサンス」「ロマン派」「フォークロア」「シアターピース」
  • 2011年 - 「ルネサンス・バロック」「近・現代」「フォークロア」「シアターピース」

コンクールで上位入賞した団体は、翌日の入賞団体演奏会に出演する。

ここではそれまでの歌声を競う場から、出演団体同士の交流や、トップクラスの室内合唱を堪能できる演奏会会場へと変化し、多くのコンクール出場団体の憧れの場となっている。[要出典]

関連項目 編集

外部リンク 編集