富士川サービスエリア

日本の静岡県富士市にある東名高速道路のサービスエリア

富士川サービスエリア(ふじかわサービスエリア)は、静岡県富士市東名高速道路上に位置するサービスエリア(SA)である。

富士川サービスエリア
富士川スマートインターチェンジ
上り線施設 地図
所属路線 E1 東名高速道路
IC番号 9-1
料金所番号 01-169
本線標識の表記 富士川
起点からの距離 127.5 km(東京IC起点)
富士IC (6.0 km)
(11.1 km) 由比PA
接続する一般道
静岡県道10号標識
静岡県道10号富士川身延線
供用開始日 1969年6月10日 (SA)
2007年4月1日 (SIC)
通行台数 3,978台/日(2017年度)
スマートIC 24時間
上り線事務所 8:00 - 18:00(平日)
8:00 - 19:00(土日祝)
上り線GS ENEOS
24時間
下り線事務所 8:00 - 18:00(平日)
7:00 - 18:00(土日祝)
下り線GS ENEOS
24時間
所在地 421-3305
静岡県富士市岩渕
北緯35度9分33秒 東経138度37分7秒 / 北緯35.15917度 東経138.61861度 / 35.15917; 138.61861座標: 北緯35度9分33秒 東経138度37分7秒 / 北緯35.15917度 東経138.61861度 / 35.15917; 138.61861
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本項では、併設している富士川スマートインターチェンジ(富士川SIC)および富士川バスストップ(富士川BS)についても併せて記述する。

概要 編集

東京方面の施設はハイウェイオアシス道の駅富士川楽座」を併設しており、静岡県道10号富士川身延線からも利用可能である。富士山が綺麗に見られるSAとして人気が高い。

2013年12月21日に、上り線(東京方面)側エリアは『EXPASA富士川』としてグランドオープンした[1]

かつては浜名湖SAと同様、駐車場・ガソリンスタンドを除き東京方面・小牧方面共通の施設だった。 こうした構造を逆手に取り1960年代には、富士川サービスエリアを利用する上り線と下り線の利用者が申し合わせて通行券を交換する不正利用が盛んに行われるようになったため、1970年(昭和45年)11月11日、道路公団は不正利用を防止するためサービスエリア内に補助料金所を設置し、通行券のチェックを行い始めた[2]。やがて補助料金所は、1980年代に全車両をチェックする豊橋本線料金所へと発展した。

2000年の富士川楽座オープン時に上り線側施設を新築、施設の分離が行われた。また上下線共通の時代、レストランは駿河湾に浮かぶヨットをイメージした建物が特徴的で、同SAの記念スタンプの図柄にも採用されていたが、分離時に解体された。なお、上り線側から下り線側へ本線を横断していた跨道橋は上下線施設分離後も非常用および管理用として残されており、2010年3月18日より後述のスマートICをフルIC化するにあたり、下り線入口ランプとして流用された。

上り線ではエリアからの合流車線が本線のカーブ区間にあり、そのカーブは下り勾配になっている。また、カーブ中間には跨道橋があり視界が悪くなっているので、速度超過や前方不注意による合流車との事故が多発する地点でもある[3]

道路 編集

  • E1 東名高速道路
  • 静岡県道・山梨県道10号富士川身延線(上り線のみ、道の駅富士川楽座を介して利用可能)。

施設 編集

上り線(東京方面)EXPASA富士川 編集

ハイウェイオアシス「道の駅富士川楽座」に関しては、「道の駅富士川楽座」を参照。

下り線(名古屋方面) 編集

  • 駐車場
    • 大型 72台
    • 小型 192台
    • 兼用 53台
  • トイレ
    • 男性 大15(和式4・洋式11)・小24
    • 女性 38(和式6・洋式34)
      • 同伴の男児用 5
    • 車椅子用 3
  • ガソリンスタンド(ENEOS(西日本宇佐美)、24時間)[7]
    • 以前はJOMOネット南関東(株)(JOMO)が運営していた。
  • 給電スタンド(24時間)[7]
  • フードコート
    • 「らーめん田ぶし」(9:00 - 21:00)[8]
    • 「焼津直送 のっけ家」(9:00 - 21:00)[8]
    • 「富士川食堂」(24時間)[8]
  • カフェ
  • テイクアウト
    • 金のとりから(9:00 - 19:00)[8]
    • 富士山ソフト(9:00 - 19:00)[8]
  • おみやげ
    • スーベニアコーナー(8:00 - 21:00)[8]
  • コンビニエンスストア
    • セブン-イレブン(24時間)[8]
  • ベビーコーナー[7]
  • ハイウェイ情報ターミナル[7]
  • 自動販売機[7]
  • インフォメーション・FAXサービス(平日 9:00 - 19:00・土曜 日曜 祝日 8:00 - 19:00)[7]
  • 遊歩道
  • バス停留所(富士川バスストップ) 大型車駐車場の奥にある。
  • 屋外テラス[9]
  • テイクアウトコーナー[9]

富士川スマートインターチェンジ 編集

 
県道側から望むスマートIC(上下線入口)
 
スマートIC(下り線出口)

2005年1月11日から行われたスマートインターチェンジ社会実験を経て、2007年4月1日より本格導入された。従来は東京方面への入口、東京方面・名古屋方面からの出口のみ利用可能であったが、名古屋方面への入口を建設しフルIC化するため、2010年1月から同年3月18日まで一時閉鎖され、同日15時にフルICとして供用が再開された。

共通事項
  • 運用時間 : 24時間
  • 対象車種
    • 入口 : ETCを搭載した全車種(車長12.0 m以下)
    • 出口 : ETCを搭載した中型車以下(車長8.5 m以下)

スマートインターチェンジ上り線(東京方面) 編集

  • 利用方向 : 東京方面への流入、名古屋方面からの流出
  • 休憩施設の利用 : 流出前はガソリンスタンドのみ可、流入後は不可
    • 流入前または流出後にぷらっとパークか富士川楽座の一般道駐車場に駐車すれば売店等の利用が可能。

スマートインターチェンジ下り線(名古屋方面) 編集

  • 利用方向 : 名古屋方面への流入、東京方面からの流出
  • 休憩施設の利用 : 流入後・流出前とも可

富士川バスストップ 編集

 
富士川バスストップ下り線
 
富士川バスストップ上り線

富士川サービスエリアに併設されたバス停留所 (BS) である。旅客案内上、東名富士川(とうめいふじかわ)とも呼ばれる。下り線はサービスエリアに隣接しているが、上り線はやや離れており、上り線側エリアとの直接の行き来はできない。上り線側と下り線側を直接結ぶ地下道がある。

東名ハイウェイバスの急行便が停車する。

歴史 編集

停車する路線 編集

隣接のバス停 編集

乗り換え 編集

距離 編集

編集

E1 東名高速道路
(9) 富士IC - (9-1) 富士川SA/スマートIC - 由比PA - (9-2) 清水JCT - (10) 清水IC

脚注 編集

  1. ^ 12月21日、東名にEXPASA富士川(上り)が誕生! 〜 世界遺産に登録された富士山を見ながらゆっくりと休憩しませんか 〜 NEXCO中日本 2013年12月11日付
  2. ^ 東名のキセルもうだめヨ『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月10日朝刊 12版 22面
  3. ^ 富士川楽座南側スマートIC入り口は上下線共用。入り口ゲート通過後直ぐに分岐があり右へ進行すると上り線へ、左へ進行すると下り線へ流入する。また、道の駅 富士川楽座駐車場側からも、スマートICを利用できる。
  4. ^ a b c d e f g h i 施設・サービス案内 富士川SA 上り :東京方面”. 中日本高速道路株式会社. 2017年11月1日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k 店舗情報 富士川SA 上り :東京方面”. 中日本高速道路株式会社. 2023年6月30日閲覧。
  6. ^ EXPASA富士川(上り)に新しい施設が誕生します 〜大観覧車「Fuji Sky View」がいよいよ開業〜』(プレスリリース)中日本高速道路株式会社・中日本エクシス株式会社・泉陽興業株式会社、2017年1月26日https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/3974.html2017年2月23日閲覧 
  7. ^ a b c d e f 施設・サービス案内 富士川SA 下り :名古屋方面”. 中日本高速道路株式会社. 2017年11月1日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h 店舗情報 富士川SA 下り :名古屋方面”. 中日本高速道路株式会社. 2021年7月17日閲覧。
  9. ^ a b E1東名高速道路 富士川SA(下り)屋外テラス&テイクアウトコーナーオープン!”. 中日本高速道路株式会社・中日本エクシス株式会社 (2018年6月22日). 2018年6月24日閲覧。
  10. ^ 山交タウンコーチ乗車、富士川駅バス停下車。 もしくは徒歩20分

関連項目 編集

外部リンク 編集