富山県総合運動公園陸上競技場

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富山県総合運動公園陸上競技場(とやまけんそうごううんどうこうえんりくじょうきょうぎじょう)は、富山県富山市富山県総合運動公園内にある陸上競技場球技場。施設は富山県が所有し、公益社団法人富山県民福祉公園が指定管理者として運営管理を行っている。

富山県総合運動公園陸上競技場
富山県総合運動公園陸上競技場の位置(富山県内)
富山県総合運動公園陸上競技場
施設情報
正式名称 富山県陸上競技場
所在地 富山県富山市南中田368
位置 北緯36度37分30.2秒 東経137度11分44.5秒 / 北緯36.625056度 東経137.195694度 / 36.625056; 137.195694座標: 北緯36度37分30.2秒 東経137度11分44.5秒 / 北緯36.625056度 東経137.195694度 / 36.625056; 137.195694
起工 1991年4月[1]
開場 1993年9月(竣工)[1]
修繕 2009年
所有者 富山県
運用者 公益社団法人富山県民福祉公園
グラウンド 天然芝(106m×70m)
ピッチサイズ 105m×68m
照明 4基
大型映像装置 電光式
設計者 曽根幸一・環境設計研究所[1]
建設者 佐藤工業[1]
タカノ建設[1]
杉本建設[1]
使用チーム、大会
カターレ富山Jリーグ
第55回国民体育大会(2000年)
全国高等学校総合体育大会(1994年)
アローズ北陸(-2007年)
YKK APサッカー部(-2007年)
収容人員
25,251人
アクセス
当項目参照
メインスタンドを望む

正式名称は富山県陸上競技場。県内唯一の日本陸上競技連盟第1種公認陸上競技場で、また日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するカターレ富山のホームスタジアムでもある。カターレサポーターからは「県総(けんそう)」の愛称で親しまれている。

概要 編集

第55回国民体育大会(2000年とやま国体)のメイン会場として、1991年4月に着工し、1993年9月に竣工した。 1994年には全国高等学校総合体育大会(インターハイ)のメイン会場、2002 FIFAワールドカップではクロアチア代表のキャンプ地となった。

なお、1994年に初のJリーグ公式戦(横浜フリューゲルス清水エスパルス)が行われ、2007年までにJリーグ公式戦が12試合行われた。1999年2000年には鹿島アントラーズ主催試合がカシマサッカースタジアム改修工事のため、1試合ずつ開催されたこともある。

2007年まで日本フットボールリーグに所属していたアローズ北陸YKK APサッカー部がホームゲームを開催し、場合によってはダブルヘッダーで開催することもあった。[2][3]

2008年に上述2クラブを統合して誕生したカターレ富山のホームスタジアムとなり、2009年にカターレがJリーグへ加盟したため、開催に見合った規格とするための改修が行われた。

2016年12月4日J2・J3入れ替え戦では、ツエーゲン金沢のホームグラウンドだった石川県西部緑地公園陸上競技場が芝の改修工事で利用不可になったため、代替地として開催された。

2018年5月2日に、補助競技場のトラックが記録向上が期待できるとされる、青色のトラック(ブルートラック)に改修された。富山県内の日本陸上競技連盟公認競技場では初めてで、今後はメイントラックにも採用の可能性があるとしている[4]

2019年11月より2020年3月にかけて、痛みにくく、水はけの良い芝生への張り替えを実施。またスプリンクラー設備も新たに設置された[5]

施設概要 編集

  • 日本陸上競技連盟第1種公認
  • トラック:全天候型ローラーエンボス舗装 400m×9レーン、
  • フィールド:106×70m(ケンタッキーブルーグラス、ティフトン)スプリンクラー設備あり。
  • 照明設備:照明塔4基、メインスタンド庇部設置投光器(近隣に富山空港が存在するため、制限表面(水平表面)を満たす為に珍しいT字型の照明塔になっている。)
  • スコアボード:電光式(大型映像装置、高輝度広角度フルカラーLED)
  • 収容人員:25,251人
    • バックスタンドとコーナースタンドの2階部分はメインスタンドと併せて全周一体になっている。また1階部分は芝生席(ファミリースタンド)となっている。
    • メインスタンドのみ屋根が架設されている
    • Jリーグでは芝生席は座席数に算入されないため、Jリーグに登録されている入場可能数は18,588人[6]
  • バックスタンド下に300mの室内走路

主なスポーツ大会 編集

現在
過去

その他のイベント 編集

公園内その他の施設 編集

  • 補助競技場(日本陸上競技連盟第3種公認)
    • トラック:全天候型舗装400m7レーン(ブルートラック)
    • 照明設備:なし 
    • 観客席:なし
  • 多目的広場(軟式野球2面分)
  • 屋内グラウンド
    • コート:67×62m(クレイ)
    • 天井高:25m
  • クロスカントリーコース
  • 芝生広場 他

交通アクセス 編集

電車 編集

バス 編集

  • JR富山駅・6番乗り場から富山地方鉄道バス36系統総合運動公園行「総合運動公園」下車[7]
  • JR富山駅・5番乗り場から富山地方鉄道バス31系統笹津行き・31系統猪谷行き・32系統笹津春日温泉行き・38系統坂本二区行き「栗山南口」下車、徒歩15分[7]

自動車 編集

飛行機 編集

その他 編集

  • カターレ富山はホームゲーム開催時に富山駅から有料シャトルバスを運行している。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 「富山県総合運動公園陸上競技場」『新建築』1995年1月。 
  2. ^ JFL Scoresheet” (PDF). 日本サッカー協会. 2022年5月17日閲覧。
  3. ^ JFL Scoresheet” (PDF). 日本サッカー協会. 2022年5月17日閲覧。
  4. ^ 『青色トラックで世界記録狙え 県総合運動公園 県内初導入』北日本新聞 2018年5月2日25面
  5. ^ 『ピッチ良好 熱戦期待 グランドキーパー 山本さん整備 カターレ 本拠地で実戦練習』北日本新聞 2020年6月13日28面
  6. ^ カターレ富山の試合日程・結果:Jリーグ.jp”. 日本プロサッカーリーグ. 2022年5月17日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 富山県総合運動公園”. 富山県民福祉公園. 2022年5月17日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

先代
熊本県民総合運動公園陸上競技場
熊本市
国民体育大会
主競技場

2000年とやま国体
次代
宮城スタジアム
利府町