富田真雄
日本の薬学者
東京府出身。東京帝国大学薬学科卒業。乙卯研究所主任研究員を経て、1940年京都帝国大学教授となり、有機薬化学講座を創設。塩基性天然有機化合物の研究を進めた。ビスコクラウリン型塩基の全合成を完成、欧米に先んじて必須の開裂反応を開発した。京都大学初代薬学部長に就任し、京都大学微量元素分析総合施設を創始した。日本学術会議会員、第30代日本薬学会会頭、京都薬科大学学長などを歴任した。著作に「製薬化学」がある。
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