寺山怜
日本の囲碁棋士
寺山 怜(てらやま れい、1990年12月20日 - )は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士。六段。東京都出身、藤澤一就八段門下。
寺山怜 六段 | |
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名前 | 寺山怜 |
生年月日 | 1990年12月20日(33歳) |
プロ入り年 | 2007年 |
出身地 | 東京都 |
所属 | 日本棋院東京本院 |
師匠 | 藤澤一就 |
段位 | 六段 |
概要 | |
タイトル獲得合計 | 1 |
来歴 編集
東京都出身。小学5年生ごろに囲碁を始め、藤澤一就が主宰する新宿こども囲碁教室に通い出す[1]。当時の棋力はアマ15級ほどで[2]、教室に入ったのもたまたま囲碁大会で目にしたチラシがきっかけだったが、そこから様々な棋力の相手と対局を重ね、勝敗に一喜一憂するうちに囲碁にはまり込んでいった[1]。師匠の藤澤とも数多く対局したという[1]。
その後日本棋院の院生となり、2004年の冬季棋士採用試験では、11-12月の本戦にて4勝13敗で16位[3]、2005年は本戦7勝8敗の10位[4]、2006年は本戦9勝6敗の6位[5]。2007年、4-6月の院生研修成績1位により、夏季棋士採用試験に合格[6]。2007年夏季、16歳で入段を果たした。同期に鈴木伸二・伊藤優詩・熊本秀生・王景怡。
2009年には第34期新人王戦で準決勝まで進出。2010年には第5回広島アルミ杯若鯉戦 優勝(非公式戦)。2011年、第8回中野杯U20選手権で準優勝(非公式戦)。
2015年、公式戦となった第10回広島アルミ杯若鯉戦にて優勝し、自身初タイトルを獲得。
2016年、第63回NHK杯トーナメントで一力遼七段・三村智保九段・今村俊也九段・河野臨九段に勝利し決勝進出。決勝で張栩九段に敗れるも準優勝を飾る[7]。
2017年、第64回NHK杯トーナメントではベスト8[8]。また、第26期竜星戦でもベスト4まで勝ち進んだ[9]。第73期本因坊戦では最終予選決勝まで進出したが、小林覚九段に敗れ初のリーグ入りはならず[10]。
人物 編集
棋歴 編集
獲得タイトル 編集
- 若鯉杯 1回(2015年・第10回)
良績 編集
昇段履歴 編集
著書 編集
脚注 編集
- ^ a b c d 藤澤一就『大局観が劇的に良くなる! 囲碁・上達のための棋譜並べ』マイナビ出版、2020年、76頁。
- ^ a b c 伊藤洋一 (2023年4月11日). “【棋士列伝】囲碁・藤沢一就八段(58) 20年余でプロ13人を育てた名伯楽”. 産経ニュース. 2023年4月14日閲覧。
- ^ 平成17年度冬季棋士採用試験 本戦 - ウェイバックマシン(2015年9月20日アーカイブ分)
- ^ 平成18年度冬季棋士採用試験 本戦 - ウェイバックマシン(2015年9月21日アーカイブ分)
- ^ 平成19年度冬季棋士採用試験 本戦 - ウェイバックマシン(2015年9月28日アーカイブ分)
- ^ 平成20年度棋士採用試験情報 - ウェイバックマシン(2015年9月8日アーカイブ分)
- ^ “第63回 NHK杯テレビ囲碁トーナメント戦”. 日本棋院. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “第64回 NHK杯テレビ囲碁トーナメント戦”. 日本棋院. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “第26期 竜星戦”. 日本棋院. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “第73期 本因坊戦”. 日本棋院. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “第44期 棋聖戦”. 日本棋院. 2023年4月14日閲覧。
- ^ a b 藤澤一就『大局観が劇的に良くなる! 囲碁・上達のための棋譜並べ』マイナビ出版、2020年、7頁。
- ^ 棋士新着情報 2009年06月 アーカイブ - ウェイバックマシン(2015年3月23日アーカイブ分)
- ^ 棋士新着情報 2011年08月 アーカイブ - ウェイバックマシン(2015年3月23日アーカイブ分)
- ^ “【昇段】寺山 怜 四段に昇段”. 日本棋院 (2014年8月20日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ “【昇段】寺山 怜五段に昇段”. 日本棋院 (2017年7月28日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ “2019年賞金ランキング昇段が決定”. 日本棋院 (2020年1月7日). 2023年4月14日閲覧。