小川郷駅

福島県いわき市小川町高萩にある東日本旅客鉄道の駅

小川郷駅(おがわごうえき)は、福島県いわき市小川町高萩小路尻ころじりにある、東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越東線である[1]

小川郷駅
駅舎(2021年10月)
おがわごう
Ogawagō
赤井 (5.5 km)
(8.0 km) 江田
地図
福島県いわき市小川町高萩小路尻27[1]
北緯37度7分36.60秒 東経140度51分44.50秒 / 北緯37.1268333度 東経140.8623611度 / 37.1268333; 140.8623611座標: 北緯37度7分36.60秒 東経140度51分44.50秒 / 北緯37.1268333度 東経140.8623611度 / 37.1268333; 140.8623611
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 磐越東線
キロ程 10.3 km(いわき起点)
電報略号 ワコ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
268人/日(降車客含まず)
-2004年-
開業年月日 1915年大正4年)7月10日[1][2]
備考 無人駅[1]乗車駅証明書発行機 有)
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概要 編集

いわき方面からの一部列車は当駅で折返す。

以前は住友セメント専用線が接続し、セメント原料の粘土を同社田村工場(大越駅)まで貨車で輸送していた。なおいわき市平上平窪にある粘土山から当駅までは、架空索道で運搬していた[3]

歴史 編集

駅構造 編集

島式ホーム1面2線を有する列車交換・折返し可能な地上駅[1]。駅入口とホームは地下通路で連絡しており、この地下道には付近の小学生の絵や小川町出身の草野心平の額が飾られている[1]。西側にある駅舎とホーム間に側線が1本引かれている。

開設時より木造駅舎が使用されている[新聞 4]が、2023年(令和5年)8月中にも解体され、2023年度(令和5年度)内に通路を含めた約30m2の新駅舎が新設される予定である[新聞 2]。その後、2023年(令和5年)8月28日に、JR東日本東北本部が、同年9月上旬以降 - 翌2024年(令和6年)春頃まで、駅舎とホーム屋根の建て替え工事に着手することを発表した[報道 1]

郡山駅管理の無人駅。駅舎内はギャラリーとなっている[1]。このギャラリーには、草野心平に関するパネル等が設置されているが、駅舎建替えを前に、JR東日本東北本部より地元住民に対して撤去するよう要請している[新聞 2][新聞 3]。また、乗車駅証明書発行機が設置されており、出札口は板で塞がれている。以前はKIOSKが営業していた。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先 備考
1 磐越東線 下り 郡山方面
2 上り いわき方面 当駅始発は1番線

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 1・2番線共下り出発信号機、上り出発信号機があることから、2番線でも折返し運転が可能。

利用状況 編集

2004年度の1日平均乗車人員268人であった[5]

乗車人員推移
年度 1日平均乗車人員
2000 307
2001 310
2002 299
2003 285
2004 268

駅周辺 編集

 
駅前

旧・小川町の中心駅であったため、駅を中心にやや大きな集落が形成されている。

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
磐越東線
赤井駅 - 小川郷駅 - 江田駅

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 50号 郡山駅・会津若松駅・三春駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月4日、26頁。 
  2. ^ a b c 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「磐越西線・只見線・磐越東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第6号、朝日新聞出版、2009年8月16日、25頁。 
  3. ^ 住友セメント株式会社社史編纂委員会 編『住友セメント八十年史』住友セメント株式会社、1987年。 
  4. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、512頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 第120回福島県統計年鑑

報道発表資料 編集

  1. ^ a b c 磐越東線「小川郷駅」の駅舎・ホーム屋根の建替えを行います』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東北本部、2023年8月28日。 オリジナルの2023年8月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230828084225/https://www.jreast.co.jp/press/2023/sendai/20230828_s01.pdf2023年8月28日閲覧 

新聞記事 編集

  1. ^ “磐越東線を近代化 JR東北地域本社 3・11ダイヤ改正から 平 - 郡山間全線にCTC”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年1月10日) 
  2. ^ a b c “小川郷駅 JRが老朽化した駅舎の解体方針示す ゆかりの品は撤去要請”. いわき民報. (2023年6月23日). オリジナルの2023年8月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230818141901/https://iwaki-minpo.co.jp/news/20230623-1/ 2023年8月18日閲覧。 
  3. ^ a b “【鉄路と生きる】JR東日本、8月にも解体方針 草野心平の古里、福島県いわき市の小川郷駅”. 福島民報. (2023年6月24日). オリジナルの2023年8月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230818141905/https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230624108225/ 2023年8月18日閲覧。 
  4. ^ “「ありがとう小川郷駅」住民有志が感謝のイベント開催 木造駅舎解体前に”. いわき民報. (2023年7月31日). オリジナルの2023年8月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230818141841/https://iwaki-minpo.co.jp/news/20230731-1/ 2023年7月31日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集