小林隆男

日本のアマチュア天文家 (1960-)

小林 隆男(こばやし たかお、1960年[1] - )は、日本の天文家。会社に勤める傍らで天体捜索を行っており、2000個以上の小惑星の発見者として、また小林彗星の発見者として知られる。群馬県大泉町在住。

業績 編集

1991年に発見した(4807)のぼるを初め、(8883)宮崎駿、(9106)八咫烏など多数の小惑星を発見し、命名している。その数は単独発見2477個・共同発見2個に上り(2016年11月現在[2])、これは日本の天文家としては最大の発見数であり、世界的にも(組織でなく)個人名による発見数では3位、一個人による発見数ではエリック・エルストに次いで2位である[2]

また、周期彗星小林彗星(P/1997 B1、周期25.17年)を、アマチュア天文家として初めてCCDカメラで発見したことでも知られる。2008年12月31日にはりょうけん座の銀河NGC 4846に15.7等の超新星SN 2008ipを発見している[3]

1919年にカール・ラインムートが発見した小惑星(3500)が中野主一の提案によりKobayashiと命名されている[4]

脚注 編集

  1. ^ 天文ガイド2008年11月号P170.「日本コメットハンター列伝」に記述あり
  2. ^ a b Minor Planet Discoverers (by number)”. Minor Planet Center (2016年11月16日). 2017年2月5日閲覧。
  3. ^ No.439: 小林さん、NGC 4846 銀河に超新星を発見”. 国立天文台. 2021年7月16日閲覧。
  4. ^ (3500) Kobayashi = 1919 SD = 1929 RS = 1932 KD = 1949 PE = 1962 JV = 1966 SB = 1973 YZ = 1980 XG3”. MPC. 2021年7月16日閲覧。

外部リンク 編集