小桜一家
鹿児島県を本拠地とする暴力団
小桜一家(こざくらいっか[3])は、鹿児島県鹿児島市に本部を置く指定暴力団。2023年末時点の勢力は約80人[2]。
代紋 | |
本部 | 〒892-0837 鹿児島県鹿児島市甲突町9-24[1] |
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首領 | 総長 平岡喜榮[1] |
活動範囲 | 1県[1] |
構成員数 (推定) | 約80人[2](2023年末現在) ┗構成員 約40人[1] ┗準構成員等 約40人 |
概要 編集
縄張りとする鹿児島県内への他暴力団組織の侵入を許さず、同時に自身も他県へは進出しないとする独自の方針を掲げてきた。警察庁はこれを指して「小桜モンロー主義」と言い表している[4]
来歴 編集
初代総長の大里清蔵が、太平洋戦争で特攻隊員として終戦を迎え、鹿児島へ復員後「白帽子団」という愚連隊を結成。鹿児島の愚連隊を統一する。その後、「桜島が大きな桜ならば、その足下で小さい桜として咲いてやる」と鹿児島市内を本拠地として『小桜組』を結成。[要出典]これが1947年(昭和22年)のことで、その後1961年(昭和36年)に片平孝の代を経て、1969年(昭和44年)に神宮司文夫が三代目を襲名し、翌年の1970年(昭和45年)には現在の『小桜一家』に改称された[4]。
規模を拡大させたのち、1987年(昭和62年)の12月に平岡喜榮が四代目を襲名[4]。その後1992年(平成4年)7月をもって暴力団対策法に基づく指定暴力団となった[5]。
2009年における鹿児島県議会の報告によれば、勢力拡大に向けての活発な動きが見られると同時に、鹿児島県内への進出を続ける山口組との対決姿勢を強めている[6]。
その後、2019年6月頃には現在の四代目総長が隣の熊本県内にあるゴルフ場に於いて偽名を使っていた上でプレーをしていた為、有印私文書偽造などの疑いで知人と共に熊本県警察 熊本南警察署に逮捕及び書類送検されていたが、その後翌月にはその知人とともに不起訴処分となっている。
歴代総長 編集
- 初代 - 大里 清蔵
- 二代目 - 片平 孝
- 三代目 - 神宮司 文夫
- 四代目 - 平岡 喜榮
執行部 編集
若頭 : 冨尾 裕一 (四代目上村組々長)
若頭代行:澤 秋良
本部長 : 長田 末成
風紀委員長 : 森川 弘彬
脚注 編集
出典 編集
- ^ a b c d 警察庁組織犯罪対策部組織犯罪対策企画課 (24 March 2022). 令和3年における組織犯罪の情勢【確定値版】 (PDF) (Report). p. 25. 2022年4月28日閲覧。
- ^ a b “鹿児島の暴力団員数、過去4年横ばい約180人 2021年・県警まとめ” (日本語). 南日本新聞. (2022年3月10日) 2022年4月28日閲覧。
- ^ 『Police of Japan 2011, Criminal Investigation : 2. Fight Against Organized Crime (PDF) 』 2009年 警察庁 (英語) ― p.21 『ヨンダイメ・コザクラ・イッカ』(Yondaime Kozakura-ikka)
- ^ a b c 『平成5年度警察白書 第1節 暴力団の実態』 1993年 警察庁
- ^ “『指定暴力団』”. 松江八束建設業暴力追放対策協議会 (2011年4月14日). 2023年10月12日閲覧。
- ^ 『政策提言:暴力団追放に関する条例の制定について>暴力団の検挙状況等』(pdf)鹿児島県、2009年3月25日 。