小泉堯史

1944-, 映画監督。

小泉 堯史(こいずみ たかし、1944年11月6日 - )は、日本映画監督茨城県水戸市出身。

こいずみ たかし
小泉 堯史
生年月日 (1944-11-06) 1944年11月6日(79歳)
出生地 日本の旗 日本茨城県水戸市
職業 映画監督
主な作品
雨あがる
阿弥陀堂だより
博士の愛した数式
蜩ノ記
峠 最後のサムライ
 
受賞
ヴェネツィア国際映画祭
緑の獅子賞(シネマ・アヴィニーレ賞)
1999年雨あがる
日本アカデミー賞
優秀監督賞
2000年雨あがる
2002年阿弥陀堂だより
2014年蜩ノ記
2022年峠 最後のサムライ
優秀脚本賞
2002年『阿弥陀堂だより』
2022年『峠 最後のサムライ』
その他の賞
藤本賞
1999年雨あがる
2005年博士の愛した数式
日本映画批評家大賞
作品賞
2006年『博士の愛した数式』
山路ふみ子映画賞
2000年『雨あがる』
2014年蜩ノ記
芸術選奨文部科学大臣賞
2014年『蜩ノ記』
テンプレートを表示

来歴・人物 編集

茨城県立水戸第一高等学校東京写真短期大学(現在の東京工芸大学)写真技術科、早稲田大学卒業。早大卒業後の1970年黒澤明に師事し、28年間にわたって助手を務める。写真技師出身ということで、市川崑が監督したATG映画『股旅』ではスチル担当も務めたこともあり、平成期デビューの監督としては、この両者に直接仕えることのできた唯一の人物となった。

黒澤の死後、その遺作シナリオ『雨あがる』を映画化し(2000年公開)、監督デビューする。この作品でヴェネツィア国際映画祭の緑の獅子賞、日本アカデミー賞で作品賞をはじめとする8部門で受賞。さらに2002年の『阿弥陀堂だより』でも日本アカデミー賞を2部門受賞した。

『雨あがる』では、黒澤明の映像テクニックを再現し「まるで黒澤が監督しているようだ」と高い評価を受けた。[要出典]近年では黒澤明の映像技法から脱し、独自の映像表現スタイルを確立しつつある。また、スタッフには『黒澤組』ゆかりの人物が大勢参加している。

受賞歴 編集

映画作品 編集

脚注 編集

外部リンク 編集