山守駅

かつて日本の鳥取県関金町(現:倉吉市)にあった日本国有鉄道の鉄道駅

山守駅(やまもりえき)は、鳥取県東伯郡関金町堀(現・倉吉市関金町堀)にあった、日本国有鉄道(国鉄)倉吉線廃駅)である。倉吉線の終着駅で、同線の廃線に伴い、1985年昭和60年)4月1日廃駅となった[1]

山守駅
駅全景(1981年頃)
やまもり
Yamamori
泰久寺 (1.8 km)
地図
所在地 鳥取県東伯郡関金町堀*
北緯35度21分38.45秒 東経133度42分33.36秒 / 北緯35.3606806度 東経133.7092667度 / 35.3606806; 133.7092667座標: 北緯35度21分38.45秒 東経133度42分33.36秒 / 北緯35.3606806度 東経133.7092667度 / 35.3606806; 133.7092667
所属事業者 日本国有鉄道 (国鉄)
所属路線 倉吉線
キロ程 20.0 km(倉吉起点)
電報略号 ヤマ
駅構造 地上駅終着駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1958年昭和33年)12月20日[1]
廃止年月日 1985年(昭和60年)4月1日[1]
備考 倉吉線廃止に伴い廃駅
*廃止当時
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歴史 編集

駅構造 編集

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅であった。ホームは、気動車2両編成ですらはみ出してしまうほどの短いものだった。隣駅の泰久寺駅と同様に機回し線を持たないため、当駅へは気動車列車のみが乗り入れていた。

駅舎は待合室程度の質素なもので、改札はなくホームには駅舎を通ることなく上がれる構造になっていた。

開業当初は南勝線として当駅よりさらに延伸する計画だったため、線路は駅構内からしばらく進んだところまで敷設されていた。

駅周辺 編集

駅前を鳥取県道45号倉吉江府溝口線が通っているものの、山守地区の集落は駅から西に数百メートル離れており、1971年の時点で駅周辺は田畑が広がるだけだった[2]。また、駅前には大きなの木が立っていた。この木は現在も残っている。

かつては駅前に関金町役場山守支所があったが、2002年4月1日に廃止された(現在は支所で取り扱っていた一部事務を山守郵便局に委託している)。

現在 編集

 
駅跡地(2007年2月)

廃止から数年は駅舎などが取り壊されることなく残っていたが、現在はホーム、駅舎、線路などほぼすべてが撤去され、僅かに標識杭と駅舎があったことを偲ばせる空き地のみが残されている。線路跡は、自転車道に整備されている。

隣の駅 編集

日本国有鉄道
倉吉線
泰久寺駅 - 山守駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、327頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「終着駅の町」『中國新聞』昭和46年7月2日.5面

関連項目 編集

外部リンク 編集