山野 恭介(やまの きょうすけ、1992年5月6日 - )は、大分県別府市出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。NPBでは育成選手であった。2014年から2018年まで広島東洋カープ打撃投手を務めていた。

山野 恭介
広島選手時代
(2011年7月14日、雁の巣球場にて)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大分県別府市
生年月日 (1992-05-06) 1992年5月6日(31歳)
身長
体重
180 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 育成選手ドラフト1位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
派遣歴

経歴 編集

プロ入り前 編集

小学1年生から野球を始める。1学年上の今宮健太とは幼稚園の頃からの幼馴染で、小学校から高校まで今宮と同じチームでプレーした。

明豊高等学校では1年秋からベンチ入りし、第81回選抜高等学校野球大会では2回戦・花巻東高校戦で甲子園初登板。第91回全国高等学校野球選手権大会では2試合に中継ぎで登板し、146km/hを記録した。準々決勝で再び花巻東高校と対戦すると、5回途中から好救援を見せるが、9回に追いつかれて今宮にマウンドを譲って降板、チームも敗れた。2年秋からはエースとして九州大会ベスト8まで進んだほか、3年春の九州大会で準優勝。最後の夏は全国高等学校野球選手権大分大会準優勝に終わった。

2010年10月28日のドラフト会議において、広島東洋カープから育成1巡目で指名され、入団。

プロ入り後 編集

2012年3月29日、日本プロ野球機構と独立リーグ連絡協議会の間で合意された「NPB選手派遣制度」によって香川オリーブガイナーズに派遣されることが発表され[1]、2012年の1シーズン在籍した。香川では先発投手として16勝を挙げ、リーグの最多勝投手となり、四国アイランドリーグ年間MVPを獲得した[2]

2013年10月1日、育成契約制度に基づいて広島東洋カープから戦力外通告を受けた[3]。10月31日、自由契約公示された[4]

2014年から広島の打撃投手。2017年のWBCでは日本代表の打撃投手として帯同している[5]

現在は、愛知県北部を拠点として活動する「愛知Fsヤング」(旧愛知北フィールドスターズ)のチームアドバイザーに就任している。

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集

  • 一軍公式戦出場なし

独立リーグでの投手成績 編集































2012 香川 26 1 16 4 0 .800 138.1 38 6 89 39 2.54 5.79
通算:1年 26 1 16 4 0 .800 138.1 38 6 89 39 2.54 5.79
  • 各年度の太字はリーグ最高

独立リーグでのタイトル 編集

  • MVP:1回 (2012年)
  • 最多勝利:1回 (2012年)

背番号 編集

  • 125 (2011年 - 2013年)
  • 11 (2012年) ※香川オリーブガイナーズでの背番号
  • 106 (2014年 - 2018年)

脚注 編集

  1. ^ 香川OG 広島東洋カープより育成選手派遣のお知らせ”. 四国アイランドリーグplus公式サイト (2012年3月29日). 2016年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
  2. ^ 2012年度年間リーグMVPは山野選手(香川OG)に決定”. 四国アイランドリーグplus公式サイト (2012年11月6日). 2016年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
  3. ^ 来季の選手契約について”. 広島東洋カープ公式サイト (2013年10月1日). 2013年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月3日閲覧。
  4. ^ 2013年度 自由契約選手(育成選手)”. 日本野球機構オフィシャルサイト. 2013年11月3日閲覧。
  5. ^ 池本泰尚 (2017年3月12日). “侍打撃投手広島山野 裏方最年少「少しでも貢献」”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/1789709.html 2017年3月12日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集