島根県立島根女子短期大学

島根県立島根女子短期大学(しまねけんりつしまねじょしたんきだいがく、英語: Shimane Prefectural Shimane Women's College)は、島根県松江市浜乃木7-24-2に本部を置いていた日本公立大学である。1953年に設置され、2010年に廃止された。大学の略称は島女短もしくは女短[注 1]

島根県立島根女子短期大学
大学設置 1953年
創立 1946年
廃止 2010年
学校種別 公立
設置者 公立大学法人公立大学法人島根県立大学
本部所在地 島根県松江市浜乃木7-24-2
学部 家政科
◎食物専攻
◎生活科学専攻
保育科
文学科
◎国文専攻
◎英文専攻
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概要 編集

大学全体 編集

教育および研究 [8] 編集

  • 島根県立島根女子短期大学における教育
    • 家政科
      • 食物専攻:栄養士を養成する課程となっていた。
      • 生活科学専攻:「生活科学概論」や「服飾文化論」・「食物学実習」などの家政系のほか「建築施工学」や「建築デザイン実習」などの建築系の科目もあった。
    • 保育科:幼児のための影絵唱歌などの舞台芸術を一般公開するという伝統的な行事として「ほいくまつり」がある。児童文化という科目において取り入れられていた。
    • 文学科
      • 国文専攻:科目の一つとして、毎年6月に隠岐島津和野などを訪問するという「国文郷土文学演習」があった。
      • 英文専攻:2年次の春と秋にハーン文学遺跡を訪れるという「郷土文学演習」科目のほか、「アジア・アフリカ研究」と称した科目もあった。

学風および特色 編集

  • 島根県立島根女子短期大学は2006年度時点では、県では最も学生数の多い短大で、県内唯一の保育系学科があった[8]。現在の、島根県立大学短期大学部松江キャンパスにあたる。

沿革 編集

基礎データ 編集

所在地 編集

  • 島根県松江市浜乃木7-24-2

教育および研究 編集

組織 編集

学科[注釈 4] 編集

  • 家政科
    • 食物専攻 入学定員40名
    • 生活科学専攻 入学定員40名
  • 保育科 入学定員50名
  • 文学科
    • 国文専攻 入学定員50名
    • 英文専攻 入学定員50名

取得資格について 編集

研究 編集

  • 『島根女子短期大学紀要』[27]ほか。

学生生活 編集

部活動・クラブ活動・サークル活動 編集

学園祭 編集

  • 島根県立島根女子短期大学の学園祭は「飛鳥祭」と呼ばれ、概ね例年10月に行われていた[8]

スポーツ 編集

  • バレーボール部が、全日本と中国学生バレーボール連盟に加盟していた[25]。。

大学関係者と組織 編集

大学関係者一覧 編集

歴代学長

施設[注釈 5] 編集

キャンパス 編集

  • 設備[25]
    • 大講義室
    • マルチメディア演習室
    • 体育館:1996年に竣工。130名収容の研修室が備えられていた。
    • 図書館:所蔵資料数はおよそ90,000冊となっていた。
  • 周辺:松江市営バス「女子短大前」と称したバス停留所があった。

学生食堂 編集

  • 島根県立島根女子短期大学の学生食堂(学食)は、「カリヨン」と呼ばれていた[25]

編集

  • 島根県立島根女子短期大学には「紅梅寮」と呼ばれる学生寮があった。収容定員は60名となっており、寮の使用料は一月3,000円と割安であった[25]。。

対外関係[注釈 5] 編集

他大学との協定 編集

系列校 編集

社会との関わり 編集

  • 「椿の道アカデミー」と称した講座が行われていた。主に衣食住や文化・教育などに関するテーマが主たるものとなっていた。

卒業後の進路について 編集

編入学・進学実績[28] 編集

注釈 編集

注釈グループ 編集

  1. ^ 現在の文部科学省
  2. ^ a b 入学定員50名[22]
  3. ^ 平成19年度より学生募集停止[注 13][6]
  4. ^ 最終募集となった2006年における体制[24]
  5. ^ a b 当記事の短期大学が存続していた時分の内容[8]

補足 編集

  1. ^ 松江市内に他に女子短期大学がなかったため。
  2. ^ 当初は1950年に開学を予定していた[1][2][3][4][5]
  3. ^ うち2学科4専攻。
  4. ^ 平成19年度より学生募集停止[6]
  5. ^ 短期大学名 島根県立松江短期大学
  6. ^ 出典[1][2][3][4][5]
  7. ^ 現在の文部科学省
  8. ^ 認可の告示は1960年11月2日[13]
  9. ^ 学生数 女155[15]/定員130。
  10. ^ 旧来より併設されていた県立保育専門学院を発展改組・吸収する形で設置。学生数 48[17]/定員 50[18]
  11. ^ 出典[19][20]
  12. ^ 学生数 99[21]/定員 100[22]
  13. ^ 当記事の短期大学が島根県立看護短期大学を吸収、合併して島根県立大学短期大学部として再編開始したため
  14. ^ 保健は、食物専攻のみ。

出典 編集

参考文献 編集

1949年短大設置申請分 編集

全国学校総覧 編集

全国短期大学高等専門学校一覧 編集

教員養成機関 編集

短期大学入学案内冊子 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集