川俣駅

群馬県邑楽郡明和町中谷にある東武鉄道の駅

川俣駅(かわまたえき)は、群馬県邑楽郡明和町中谷にある東武鉄道伊勢崎線である。駅番号はTI 08

川俣駅
西口(2020年1月31日)
かわまた
Kawamata
TI 07 羽生 (4.3 km)
(1.9 km) 茂林寺前 TI 09
地図
所在地 群馬県邑楽郡明和町中谷328-3
北緯36度12分33.0秒 東経139度31分35.5秒 / 北緯36.209167度 東経139.526528度 / 36.209167; 139.526528座標: 北緯36度12分33.0秒 東経139度31分35.5秒 / 北緯36.209167度 東経139.526528度 / 36.209167; 139.526528
駅番号 TI08
所属事業者 東武鉄道
所属路線 伊勢崎線
キロ程 70.5 km(浅草起点)
電報略号 カワ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]2,373人/日
-2022年-
開業年月日 1903年明治36年)4月23日
備考 *1907年(明治40年)現在地に移転
テンプレートを表示

群馬県内の普通鉄道の駅としては最南端である。

年表 編集

駅構造 編集

 
東口(2020年10月18日)
 
旧駅舎(2010年5月17日)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。2016年1月22日までの駅舎は1番線側(館林方面)にあり、2番線(浅草方面)とは跨線橋で連絡していた。トイレは1番線に設置されていたが、橋上化を機に駅舎内に移された。

かつて浅草方面ホームは待避線として3番線が設置されている島式の形態であった。2006年3月17日までは当駅で特急「りょうもう」の通過待ちを行う上り準急(現・区間急行)や夜間滞泊の回送列車が設定されていたが、隣の羽生駅に待避線が新設されたことから翌18日ダイヤ改正で羽生駅での通過待ちに、回送滞泊は館林入庫にそれぞれ変更された。その後3番線は廃止となりフェンスが設置され、架線も撤去された。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1   伊勢崎線 下り 館林足利市太田方面
2 上り 久喜東武動物公園
  東武スカイツリーライン 北千住とうきょうスカイツリー浅草方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。

貨物取扱 編集

かつては、当駅の北東側に隣接する橋本産業館林工場への専用線があり、神奈川臨海鉄道浮島町駅から石油プロパンガスを積載するタンク車や同工場で製造された練炭や原料炭を輸送する有蓋車を連ねた貨物列車が発着していた。1997年にトラック輸送へ切り替えられ廃止された。廃止後もしばらく専用線や荷役設備は残されていたが、2009年1月にすべて撤去された。

利用状況 編集

2021年度の1日平均乗降人員2,373人である[東武 1]。駅舎を橋上化し東口を開設した2016年から増加傾向にある。

近年の1日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。

年度 一日平均
乗降人員
2000年(平成12年) 2,427
2001年(平成13年) 2,544
2002年(平成14年) 2,557
2003年(平成15年) 2,604
2004年(平成16年) 2,579
2005年(平成17年) 2,558
2006年(平成18年) 2,458
2007年(平成19年) 2,570
2008年(平成20年) 2,575
2009年(平成21年) 2,502
2010年(平成22年) 2,500
2011年(平成23年) 2,518
2012年(平成24年) 2,559
2013年(平成25年) 2,670
2014年(平成26年) 2,648
2015年(平成27年) 2,647
2016年(平成28年) 2,728
2017年(平成29年) 2,782
2018年(平成30年) [東武 2]2,884
2019年(令和元年) [東武 3]2,895
2020年(令和02年) [東武 4]1,900
2021年(令和03年) [東武 5]2,065
2022年(令和04年) [東武 1]2,373

駅周辺 編集

邑楽館林まちづくりによる東口、西口整備事業 編集

群馬県明和町千代田町が地域経済活性化の事業を推進させるため2019年2月に設立した株式会社邑楽舘林まちづくりは、川俣駅東口に医療・保健センター複合施設を、西口にホテル・温浴複合商業施設を整備するため[4]、2020年4月に株式会社EHOTELグループ、医療法人海宝会海宝病院、河本工業株式会社等と東武伊勢崎線川俣駅周辺整備事業パートナーシップ協定を結んだ[3]。医療・保健センター複合施設(明和メディカルセンター)は予定通り2021年11月にオープンしたが[5]、ホテル・温浴複合商業施設はEHOTELグループが持株会社であるColours Internationalと共に2021年以降企業活動を停止させたため(「Colours International#コロナ禍から活動停止へ(2020年~2021年)」を参照)、着工に至らず、邑楽舘林まちづくりは2022年3月、新たに株式会社デベロップと協定を結び、2023年中の開業を目指している[6](「Colours International#撤退した事業」を参照)

路線バス 編集

乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
  館林・明和・千代田線 下中森西、上五箇 千代田町役場前 広域公共路線バス
  明和町役場、美園町、館林市役所前 館林駅前
  • その他に、明和町公共施設送迎バスも運行されている。

駅名の由来 編集

駅名の「川俣」は明和町に存在する地名だが、当駅は中谷に所在する。これは旧川俣村(現、埼玉県羽生市)本川俣に開設した際の駅名を移転後も残しているためである[2]

隣の駅 編集

東武鉄道
  伊勢崎線
区間急行・区間準急・普通
羽生駅 (TI 07) - 川俣駅 (TI 08) - 茂林寺前駅 (TI 09)

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ 川俣駅、東武鉄道ホームページ、2015年6月6日閲覧
  2. ^ a b 東武伊勢崎線川俣駅の変遷” (2020年8月20日). 2023年6月5日閲覧。
  3. ^ a b 東武伊勢崎線川俣駅周辺整備事業パートナーシップ協定調印式”. 株式会社邑楽館林まちづくり (2020年4月28日). 2022年12月22日閲覧。
  4. ^ 合併を前提としない経済連携協定を支援軸とした民間資本の導入 ~(株)邑楽館林まちづくりによる駅前開発~”. ジチタイワークスWEB (2021年7月5日). 2022年9月21日閲覧。
  5. ^ 川俣駅直結!『明和メディカルセンター』がオープン!”. 館林くらし (2021年10月30日). 2022年12月22日閲覧。
  6. ^ “川俣駅西口のホテル 5階建て大浴場に温泉”. 上毛新聞 電子版. (2022年3月17日). https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/87951 2022年9月21日閲覧。 
東武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  2. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2019年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  3. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2020年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  4. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2021年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
  5. ^ 駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集