川崎信用金庫

日本の神奈川県川崎市川崎区にある信用金庫

川崎信用金庫(かわさきしんようきんこ、英語Kawasaki Shinkin Bank)は、神奈川県川崎市川崎区に本店を置く大手信用金庫である[注釈 1]。通称はかわしん。川崎市に隣接する神奈川県横浜市東京都大田区にも店舗を展開している[1]

川崎信用金庫
Kawasaki Shinkin Bank
川崎信用金庫本店(2007年8月)
種類 信用金庫
略称 かわしん
本店所在地 日本の旗 日本
210-0006
神奈川県川崎市川崎区砂子2丁目11番地1
設立 1923年大正12年)7月18日
業種 金融業
法人番号 7020005008014 ウィキデータを編集
金融機関コード 1283
事業内容 協同組織金融機関
代表者 堤和也(理事長
純資産 1,867億円
総資産 2兆5,424億円
従業員数 1,221名
支店舗数 56店舗
決算期 3月
主要子会社 かわしんビジネスサービス株式会社
外部リンク 川崎信用金庫
特記事項:
貸出金残高:1兆3,725億円
預積金残高:2兆3,036億円
2023年3月31日時点
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概要 編集

神奈川県内に本店を置く信用金庫としては最大規模を有する。営業区域では、横浜信用金庫城南信用金庫芝信用金庫さわやか信用金庫世田谷信用金庫と競合している。

神奈川県内12市1町、東京都内8区7市を営業エリアとし、南武線沿線に集中的に出店している[2]

1995年に、シティバンク、エヌ・エイに次いで、日本国内で二番目となるATMの年中無休化、信用金庫初となる24時間稼働を行なった[2]

私募REITの運用に注力しており、信託銀行を除けば農林中央金庫に次ぐ残高を有するほか、投資用不動産向融資が2018年3月末時点で融資残高の3割超を占めるなど、不動産に大きく経営資源を傾斜させている[2]

沿革 編集

  • 1923年大正12年) - 産業組合法による有限責任川崎信用組合として設立。
  • 1945年昭和20年) - 中原信用組合および高津信用組合と合併。川崎市信用組合に改称。
  • 1951年(昭和26年) - 信用金庫法施行に伴い、川崎市信用金庫に改組。
  • 1972年(昭和47年) - 川崎信用金庫に改称。シンボルマーク制定。
  • 1999年平成11年) - 経営破綻した神奈川商工信用組合より事業譲受。
  • 2022年令和4年) - 東京都大田区大森中に事業者向け営業拠点「大森オフィス」開設[3]

営業区域 編集

神奈川県 編集

東京都 編集

六甲おろしの歌碑 編集

 
川崎信用金庫前の歌詞ボード

本店所在地は、第二次世界大戦前の詩人であり有名なプロ野球阪神タイガースの球団歌『阪神タイガースの歌』(通称『六甲おろし』)の作詞者でもある佐藤惣之助の生家跡にあるため、2003年(平成15年)9月1日には同曲の歌碑が同店敷地内にある「佐藤惣之助生誕の地碑」の上に設置された。

なお、かつて同市には阪神と同じリーグに所属する大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)および、ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の本拠地があり、現在でも読売ジャイアンツのファーム(二軍)本拠地である読売ジャイアンツ球場があるため、この歌碑設置は大きな話題となった。大洋ホエールズ、ロッテオリオンズの本拠地だった川崎球場は、本店より800メートルほどしか離れていない。

グループ企業 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 1970年まで、同名の川崎信用金庫が福岡県川崎町に存在していた。「川崎信金(福岡)ついに解散 総代会で正式決議」『朝日新聞』1970年(昭和45年)12月6日朝刊12版3面。

出典 編集

  1. ^ 店舗・ATM一覧 川崎信用金庫(2022年6月7日閲覧)
  2. ^ a b c 「【地方金融の研究】川崎信用金庫 超リスク運用で抱えた「爆弾」」『選択』第2019.2号、選択出版、東京都、2019年2月、78-79頁。 
  3. ^ 法人開拓事務所「大森オフィス」の開設について 川崎信用金庫(2022年6月7日閲覧)

関連項目 編集

外部リンク 編集