川崎天然ガス発電株式会社(かわさきてんねんガスはつでん)は、天然ガス火力発電所を企画・運営する企業である。

川崎天然ガス発電株式会社
川崎天然ガス発電所
種類 株式会社
本社所在地 神奈川県川崎市川崎区扇町12-1
設立 2001年(平成13年)11月30日
法人番号 3020001085201 ウィキデータを編集
事業内容 発電および電力の供給事業、電力の売買事業、蒸気・温水・その他エネルギーの供給事業
代表者 木村博一(代表取締役社長
資本金 37億5,000万円(平成20年1月現在)
主要株主 ENEOS株式会社 51%
東京ガス株式会社 49%
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日本では1995年以降、電力事業に関する規制緩和(電力自由化)が進められていたなか、2001年11月に日石三菱(後の新日本石油を経て現在のENEOS)とニジオ(東京ガスの連結子会社)の共同出資で設立された。おもな供給先、電力については特定規模電気事業者(PPS)となっている。

発電所 編集

火力発電所
発電所名称:川崎天然ガス発電所
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇町12-1(ENEOS川崎事業所構内[1]

発電所の概要 編集

2008年4月に1号機が運転を開始、2号機までが建設された。

LNGを用いた高効率コンバインドサイクル発電設備により熱効率57.65%(低位発熱量基準)を達成する省エネルギーな火力発電所となっている。

建設工事は三菱重工業が施工し、ガスタービン蒸気タービン、排熱回収ボイラ、プラント設備を建設、三菱電機が発電機及び電気品を設置し、三菱重工業が発電設備の保守を受け持っている。

2016年4月より電力の小売りが全面的に自由化されることを受け3、4号機(各65万kW、計130万kW)の増設が決定、2016年10月現在、建設に向けた環境アセスメントが進められていた[2]

しかし、2017年7月14日に事業化の中止が決まった[3]

発電設備 編集

  • 総出力:84.74万kW[4]
  • 使用燃料:LNG
1号機
発電方式:1,400℃級コンバインドサイクル発電方式
定格出力:42.37万kW
  ガスタービン × 1軸
  蒸気タービン × 1軸
熱効率:57.65%(低位発熱量基準)
営業運転開始:2008年4月1日
2号機
発電方式:1,400℃級コンバインドサイクル発電方式
定格出力:42.37万kW
  ガスタービン × 1軸
  蒸気タービン × 1軸
熱効率:57.65%(低位発熱量基準)
営業運転開始:2008年10月1日

沿革 編集

  • 2001年11月30日 - 日石三菱(現・ENEOS)とニジオ(東京ガスの連結子会社)の共同出資で、川崎天然ガス発電株式会社設立(代表取締役社長 河野文彦)。
  • 2002年5月16日 - 環境影響評価方法書を届出。
  • 2006年2月1日 - 着工。
  • 2008年
    • 4月1日 - 1号機運転開始(423,700kW)。
    • 10月1日 - 2号機運転開始(423,700kW)。

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

座標: 北緯35度29分56.3秒 東経139度43分29.2秒 / 北緯35.498972度 東経139.724778度 / 35.498972; 139.724778