平田寺 (牧之原市)

平田寺（へいでんじ）は、静岡県牧之原市にある臨済宗妙心寺派の寺院。号は吸江山。本尊は釈迦如来。

平田寺
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所在地	静岡県牧之原市大江459
位置	北緯34度41分39秒 東経138度12分9秒
宗派	臨済宗妙心寺派
本尊	釈迦如来
創建年	弘安6年（1283年）
開山	龍峯宏雲
文化財	聖武天皇勅書（国宝）、平田寺宝塔、平田寺文書（以上、静岡県指定有形文化財）、平田寺本堂（牧之原市指定文化財）
法人番号	9080005004971

歴史

1283年（弘安6年）、龍峯宏雲（上杉頼重の子、足利尊氏の叔父）によって開山された。龍峯宏雲禅師は仏光国師無学祖元の孫弟子。 戦国時代末期に本堂は焼失したが、1786年（天明6年）に田沼意次によって再建された。意次が当地の相良藩の藩主であったことによる。

当寺には「聖武天皇勅書」を所蔵している。国宝に指定されており、聖武天皇の直筆の他に橘諸兄（左大臣）と藤原豊成（右大臣）の副署もある。そのような勅書が何故当寺にあるのかは不明である。ただ1818年（文政元年）時点で既に当寺の所蔵となっている。

文化財

• 聖武天皇勅書（天平感宝元年閏五月廿日）（国宝 昭和27年3月29日指定）
• 平田寺宝塔（静岡県指定有形文化財 昭和45年6月2日指定）
• 平田寺文書（静岡県指定有形文化財 昭和55年3月21日指定）
• 平田寺本堂（牧之原市指定文化財）

交通アクセス

• 大沢ICより車4分。

参考文献

• 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩（歴史散歩22）』山川出版社、2006年