広東省銀行(カントンしょうぎんこう / 廣東省銀行广东省银行The Kwangtung Provincial Bank)は、かつて香港に存在した銀行

沿革 編集

 
九龍城にあった広東省銀行の看板

1924年中華民国広東政府)の通貨を発行する中央銀行(英:Central Bank)として広州で設立、孫文によって基本憲章が定められ、義弟にあたる宋子文が実務を取り仕切った。1929年国民政府中華民国中央銀行を設置すると、広東省政府管轄下の銀行に改組されて広東中央銀行(中:廣東中央銀行广东中央银行、英:Kwangtung Central Bank)となり更に1932年広東省銀行と改称[1][2]して香港にも支店網を整備した。中華人民共和国成立後は中国本土の店舗網が閉鎖され専ら香港内での営業に止まるものの、1950年イギリスが中華人民共和国を承認すると同時に中華人民共和国政府から役員が派遣される。その後1989年中国銀行傘下となり、2001年香港中国銀行 の設立母体として吸収された[3]


参照 編集

関連項目 編集