廿日市駅

広島県廿日市市駅前にある西日本旅客鉄道の駅

廿日市駅(はつかいちえき)は、広島県廿日市市駅前にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線である。駅番号JR-R07

廿日市駅
南口駅舎(2016年9月)
はつかいち
Hatsukaichi
JR-R06 五日市 (3.4 km)
(1.6 km) 宮内串戸 JR-R08
地図下は広電廿日市駅
所在地 広島県廿日市市駅前1-1
北緯34度21分28.21秒 東経132度20分8.37秒 / 北緯34.3578361度 東経132.3356583度 / 34.3578361; 132.3356583座標: 北緯34度21分28.21秒 東経132度20分8.37秒 / 北緯34.3578361度 東経132.3356583度 / 34.3578361; 132.3356583
駅番号 JR-R07
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 R 山陽本線
キロ程 320.2 km(神戸起点)
電報略号 ハツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
3,305人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1897年明治30年)9月25日
乗換 広電廿日市駅広島電鉄宮島線
備考 業務委託駅
みどりの券売機プラス設置駅
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駅舎(北口・2016年9月)

歴史 編集

 
旧駅舎(2008年8月)
 
南口仮駅舎(2015年)

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅橋上駅舎を備える。駅構内にはエレベーターが設置されている。改札口、上下線ホームにLED発車標が設置されている。業務委託駅JR西日本中国交通サービス受託)。みどりの券売機プラスが設置されている。

構内にトイレは無く、南口ロータリーの公衆トイレバリアフリー対応)を利用する。

駅舎は鉄骨造であるが、木工の街を意識した内外装になっており、広島近郊駅舎では珍しいデザインである。 i以前の便所は2000年代後半までは長らく男女共用の汲取り式であった、広島 - 岩国間で唯一の汲取り式であり改修が遅れた。

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先
1 R 山陽本線 下り 宮島口岩国方面[10]
2 上り 広島三原方面[10]

上下線間にホームの無い待避線(運転指令上は「2番線」)があるが、現在は架線が無く、配線上の理由(広島側で上り線のみ、岩国側で下り線のみに接続)によって電車は入線出来ない。かつては両側で上り線、下り線両者に接続した、いわゆる中線であった。

利用状況 編集

「廿日市市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。当駅は廿日市市の代表駅であるが、隣の宮内串戸駅の方が乗車人員が多い。

年度 1日平均
乗車人員
1987年(昭和62年) 4,775
1988年(昭和63年) 3,966
1989年(平成 元年) 3,803
1990年(平成02年) 3,807
1991年(平成03年) 3,890
1992年(平成04年) 4,120
1993年(平成05年) 4,069
1994年(平成06年) 4,048
1995年(平成07年) 3,958
1996年(平成08年) 3,863
1997年(平成09年) 3,688
1998年(平成10年) 3,738
1999年(平成11年) 3,783
2000年(平成12年) 3,899
2001年(平成13年) 3,903
2002年(平成14年) 3,743
2003年(平成15年) 3,619
2004年(平成16年) 3,500
2005年(平成17年) 3,463
2006年(平成18年) 3,488
2007年(平成19年) 3,556
2008年(平成20年) 3,478
2009年(平成21年) 3,376
2010年(平成22年) 3,325
2011年(平成23年) 3,324
2012年(平成24年) 3,410
2013年(平成25年) 3,473
2014年(平成26年) 3,400
2015年(平成27年) 3,648
2016年(平成28年) 3,791
2017年(平成29年) 3,966
2018年(平成30年) 3,983
2019年(令和 元年) 4,064
2020年(令和02年) 3,432
2021年(令和03年) 3,305

駅周辺 編集

徒歩3分の所に広島電鉄宮島線広電廿日市駅がある。

駅前には、古くからの商店街がある。かつて二十日の日に、市場が開かれていた。廿日市の名前の由来である。徒歩3分の中央公民館の辺りが、西国街道の廿日市本陣であった。

洞雲寺と言う禅宗の寺がすぐそばにある。とても古い寺で、毛利元就との厳島の戦いで名高い陶晴賢の墓がある。本尊は釈迦如来像。

桂公園という広い公園がある。元は、桜尾城と言って海に浮かぶ城であり、厳島の戦いの折には毛利元就が陣を敷き、後には豊臣秀吉も宮島に参詣する際に滞在している。その後荒れていたが、その城主の子孫・桂太郎(明治期の元老総理大臣公爵)が土地を買い戻して当時の廿日市町に寄贈し、公園としたので桂公園と言う。

天満宮がある。高台にあり、市内を一望可能。大きなが名物で、下から眺めても良く見える。1991年平成3年)の台風19号によりいくつかの木は倒されてしまったが、残った現在ある楠も素晴しいものである。

駅裏北側には田や山が残っていたが、駅裏工事に伴って一変し宅地に変った。

  • 北口
    • フジ廿日市店(2016年(平成28年)3月30日開店[11]
    • 廿日市市立佐方小学校
    • 洞雲寺

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
R 山陽本線
快速シティライナー」・快速「通勤ライナー」
通過
普通
五日市駅 (JR-R06) - 廿日市駅 (JR-R07) - 宮内串戸駅 (JR-R08)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ みどりの窓口営業時間は5:20 - 24:00だったが、委託化の半年前に5:15 - 22:45となり、委託化で5:45 - 20:00(11:30 - 15:20は閉鎖)となった。
  2. ^ 2009年4月には西広島営業所掲載が無い[2]が、2010年3月には西広島営業所の掲載があるため[3]
  3. ^ その後、2016年4月に西広島駅へ移転している[7]

出典 編集

  1. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1987年2月号、p.165,173。
  2. ^ 会社案内[営業所], ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2009年4月4日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20090404045907/http://www.j-h-maintec.co.jp/kaisha_eigyou.html 
  3. ^ 会社案内[営業所], ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2010年3月30日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20100330050833/http://www.j-h-maintec.co.jp/kaisha_eigyou.html 
  4. ^ “廿日市新駅舎完成 木のまちPR”. 中国新聞 (中国新聞社). (2015年10月3日). http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=189828&comment_sub_id=0&category_id=112 2015年10月4日閲覧。 
  5. ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2015年11月20日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20151120125918/http://j-h-maintec.co.jp/office/ 
  6. ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20160408122454/http://j-h-maintec.co.jp/office/ 
  7. ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2016年10月25日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20161025192128/http://j-h-maintec.co.jp/office/ 
  8. ^ “廿日市駅整備事業が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2018年5月23日) 
  9. ^ a b 廿日市駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2022年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月24日閲覧。
  10. ^ a b 廿日市駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月26日閲覧。
  11. ^ “再開発エリアにフジ廿日市店が開店”. 中国新聞 (中国新聞社). (2016年3月31日) 

関連項目 編集

外部リンク 編集