御春 豊宗(みはる の とよむね、生没年不詳)は、平安時代前期の貴族。氏姓は飛鳥戸(飛鳥部)造のち御春朝臣。官位は従五位下・美濃権介。
主計助を経て、清和朝初頭の貞観元年(859年)外従五位下に叙せられる。貞観4年(862年)本拠地を河内国安宿郡から左京職に移し、翌貞観5年(863年)豊宗ら一族男女8名が飛鳥戸造から御春朝臣に改姓している。
貞観7年(865年)美濃権介として地方官に転じ、貞観8年(866年)内位の従五位下に至った。
『日本三代実録』による。