悲しいうわさ」(かなしいうわさ、原題:I Heard It Through the Grapevine)は、アメリカ合衆国ポップスグループグラディス・ナイト&ザ・ピップスの67年のシングル。また、アメリカ合衆国のミュージシャンであるマーヴィン・ゲイ1968年にリリースしたシングル。作詞および作曲は、ノーマン・ホイットフィールド(Norman Whitfield)とバレット・ストロング(Barrett Strong) 。

悲しいうわさ
グラディス・ナイト&ザ・ピップスシングル
リリース
録音 1967年6月17日
ヒッツヴィルUSA
ミシガン州デトロイト
ジャンル ソウル・ミュージック
時間
レーベル Tamla
作詞・作曲 ノーマン・ホイットフィールド
バレット・ストロング
チャート最高順位
ミュージックビデオ
「I Heard It Through the Grapevine」 - YouTube
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悲しいうわさ
マーヴィン・ゲイシングル
リリース
録音 1967年4月10日
ヒッツヴィルUSA
(ミシガン州デトロイト)
ジャンル ソウル、R&B
時間
レーベル Tamla
作詞・作曲 ノーマン・ホイットフィールド
バレット・ストロング
プロデュース ノーマン・ホイットフィールド
チャート最高順位
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解説 編集

グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヴァージョンは、ビルボード誌では、1967年12月16日に週間ランキング最高位の第2位を獲得し、3週間その位置を保った。ビルボード誌の年間ランキングには入ることはなかったが、ビルボード誌の集計ではグラディス・ナイト&ザ・ピップスにとって「夜汽車よ! ジョージアへ(Midnight Train to Georgia)」に次ぐヒット曲と言える。

マーヴィン・ゲイのヴァージョンは、ビルボード誌では、1968年12月14日に、週間ランキング第1位を獲得。以後7週連続でチャート1位を獲得した。ビルボード誌の1969年年間ランキングでは第86位。しかしながらビルボード誌の集計においてマーヴィン・ゲイ最大のヒット曲である。

「悲しいうわさ」を最初にレコーディングしたのは、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ(Smokey Robinson & The Miracles)だったが、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズはシングルとして発売しなかった。続いてマーヴィン・ゲイがまず67年2月から4月にレコーディングし[2]、続いてグラディス・ナイト&ザ・ピップスがレコーディングした。シングルリリースは、67年のグラディス・ナイト&ザ・ピップスのヴァージョンが最初で、マーヴィンのヴァージョンは69年に大ヒットとなった。81年にはロジャー[3]がカヴァーし、ソウル・チャートでヒットさせた。

BMI調べによる「20世紀アメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」の第28位にランクされた[4]

脚注 編集

  1. ^ 45cat - Marvin Gaye - I Heard It Through The Grapevine / You're What's Happening (In The World Today) - Tamla - USA - T 54176
  2. ^ Marvin Gaye Session Dates”. Soulfuldetroit.com (2010年). 2012年9月18日閲覧。
  3. ^ ザップのリーダーで来日公演も複数回実施した。兄に射たれて死去している
  4. ^ BMI Announces Top 100 Songs of the Century”. BMI.com (1999年12月13日). 2021年12月21日閲覧。

書籍 編集

関連項目 編集

先代
ダイアナ・ロス&ザ・スプリームス
「ラブ・チャイルド」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
(マーヴィン・ゲイ・バージョン)

1968年12月14日 - 1969年1月25日(7週)
次代
トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ
クリムズンとクローバー
先代
ジョニー・テイラー
「フーズ・メイキング・ラヴ」
Hot Rhythm & Blues Singles ナンバーワンシングル
(マーヴィン・ゲイ・バージョン)

1968年12月14日 - 1969年1月25日(7週)
次代
タイロン・デイヴィス
心変りがしたくて