情報セキュリティ

情報セキュリティ(じょうほうセキュリティ、: information security)とは、情報機密性完全性可用性を維持すること。

定義

通常の定義

情報セキュリティは、JIS Q 27002(すなわちISO/IEC 27002)によって、情報の機密性、完全性、可用性を維持することと定義されている[1]。それら三つの性質の意味は次のとおりである[2]

これら三つを、英語の頭文字を取って、情報のCIAということもある。

JIS Q 27001 では、これらを次のとおりに定義している。これらは、ISO/IEC 27001 の定義を翻訳したものである。ここで、エンティティとは、団体などを指す。

拡張した定義

上記の情報セキュリティの定義は、もともとISO/TC 97/SC 16が1989年[3]OECD1992年[4]与えたものである。その後、ISO/IEC JTC 1/SC 27が1996年[5]三つの性質(真正性、責任追跡性、信頼性)を付け加え、さらに2006年[6]一つの性質(否認防止)を加えている。それら四つの特性の意味は、次のとおりである。

真正性は、「情報システムの利用者が、確実に本人であることを確認し、なりすましを防止すること」である。

JIS Q 27002 (ISO/IEC 27002) では、情報セキュリティを「情報の機密性、完全性および可用性を維持すること。さらに、真正性、責任追跡性、否認防止および信頼性のような特性を維持することを含めてもよい。」と定義している。つまり、JISに従う限り、これら四つを情報セキュリティの特性に含めなくてもよい。

用語

情報セキュリティに関して使用される次の用語(概念)がある。

JIS Q 27001 では、これらを次のとおりに定義している。これらは、ISO/IEC 27001 の定義を訳したものである。

脚注

  1. ^ 情報セキュリティ対策マネジメント標準 (JIS X 5080, ISO/IEC 17799) (pdfファイル) - 現 JIS Q 27002, ISO/IEC 27002.
  2. ^ 情報セキュリティ政策会議「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準内閣官房情報セキュリティセンター (NISC)
  3. ^ ISO 7498-2:1989 Information processing systems - Open Systems Interconnection - Basic Reference Model - Part 2: Security Architecture(OSI基本参照モデル-第2部:セキュリティアーキテクチャ)
  4. ^ OECD Guidelines for the Security of Information Systems(経済協力開発機構 情報セキュリティに関するガイドライン)
  5. ^ ISO/IEC TR 13335-1:1996 Information technology - Security techniques - The Guidelines for the management of IT Security - Part 1: Concepts and models for IT Security(情報技術-セキュリティ技術-情報技術セキュリティ管理指針-第1部:情報技術セキュリティの概念及びモデル)
  6. ^ JIS Q 13335-1:2006 情報技術―セキュリティ技術―情報通信技術セキュリティマネジメント―第1部:情報通信技術セキュリティマネジメントの概念及びモデル.

関連項目

外部リンク