愛と憎しみの伝説』(あいとにくしみのでんせつ、Mommie Dearest)は、1981年アメリカ合衆国伝記映画フランク・ペリー英語版が監督をつとめ、出演はフェイ・ダナウェイダイアナ・スカーウィッド。 女優ジョーン・クロフォードの養女クリスティーナ英語版が出版した暴露本『親愛なるマミー英語版』を原作としている。第2回ゴールデンラズベリー賞で作品賞、脚本賞、女優賞など5部門を受賞しており、のちに同賞の第10回記念賞である「1980年代最低作品賞」も受賞した。

愛と憎しみの伝説
Mommie Dearest
監督 フランク・ペリー英語版
脚本 ロバート・ゲッチェル英語版
フランク・ペリー
トレイシー・ホッチナー
フランク・ヤブランズ英語版
原作 クリスティーナ・クロフォード英語版
親愛なるマミー英語版
製作 フランク・ヤブランズ
製作総指揮 デヴィッド・クーンツ
テレンス・オニール
出演者 フェイ・ダナウェイ
ダイアナ・スカーウィッド
音楽 ヘンリー・マンシーニ
撮影 ポール・ローマン英語版
編集 ピーター・E・バーガー英語版
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1981年9月18日
上映時間 129分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $5,000,000
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $19,032,261[1]
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日本では劇場未公開で、テレビで放映された他、DVDが発売されている[2]

ストーリー 編集

ハリウッドの大女優であるジョーン・クロフォードは、世間に良い母親のイメージを印象づけるため子供を欲しがるが、不妊体質だったために養子を貰おうとする。既婚者でないことなどを理由に縁組みを拒否されてしまうものの、恋人で弁護士のグレッグが女の子の赤ん坊を見つけ、その子クリスティーナを養女にとる。しかし次第にジョーンはクリスティーナを虐待し始め、ついには成長した娘のドラマに自身が代役の娘役で出ると言い出す。そして、その愛憎のうちの憎悪が互いに肥大する。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替

作品の評価 編集

映画批評家によるレビュー 編集

Rotten Tomatoesによれば、43件の評論のうち、49%にあたる21件が高く評価しており、平均して10点満点中5.72点を得ている[3]Metacriticによれば、13件の評論のうち、高評価は5件、賛否混在は6件、低評価は2件で、平均して100点満点中55点を得ている[4]

受賞歴 編集

第2回ゴールデンラズベリー賞の7部門で計9つのノミネートを受け、5部門で受賞を果たしている。

出典 編集

  1. ^ Mommie Dearest” (英語). Box Office Mojo. 2020年1月6日閲覧。
  2. ^ 愛と憎しみの伝説”. allcinema. 2020年1月6日閲覧。
  3. ^ Mommie Dearest (1981)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年1月6日閲覧。
  4. ^ Mommie Dearest Reviews” (英語). Metacritic. 2020年1月6日閲覧。

外部リンク 編集