愛国者国民運動(あいこくしゃこくみんうんどう、フィンランド語: Isänmaallinen kansanliike, IKL, スウェーデン語: Fosterländska folkrörelsen) は、フィンランドナショナリズム反共主義政党。

IKLは、以前に禁止されたラプア運動を継承したものである。

IKLは、1932年から1944年にかけて存在し、ラプア運動に似たイデオロギーを保持していたが、選挙に参加した点で異なった。彼らは、限られた成果しか上げることはできなかった。

結成 編集

IKLは1932年6月5日の集会において、ラプア運動の延長として設立された。 主な創立メンバーは、ヘルマン・グムメルスヴィルホ・アンナラエルッキ・ライッコネンの3名である。 ラプア運動のリーダーであったヴィフトリ・コソラは 、マンツァラ暴動への関与で設立時に収監されていた。しかし、彼やすでに述べたアンナラや、設立メンバーであるブルノ・サルミアラといった他の暴動の指導者らの地位は、公的に守られていた[1]

著名なIKLの支持者 編集

選挙結果 編集

フィンランド議会 編集

年度 投票 議席数 地位 規模
± pp # ±
1936 97,891 8.34% + 8.34
14 / 200
  14 野党 5位
1939 86,219 6.65% + 6.65
8 / 200
  野党 5位

関連記事 編集

脚注 編集

  1. ^ Upton, p.215

参考文献 編集

  • Koivulaakso, Dan; Brunila, Mikael; Andersson, Li (2012) (フィンランド語). Äärioikeisto Suomessa [The far right in Finland] (2nd ed.). Helsinki: Into. ISBN 978-952-264-180-9 
  • Rees, Philip (1990) Biographical Dictionary of the Extreme Right Since 1890
  • Upton, A. F. "Finland" in Woolf, S. J. (1981) Fascism in Europe London: Routledge ISBN 9781138938465