成岩町

日本の愛知県知多郡にあった町

成岩町(ならわちょう)は、愛知県知多郡にかつて存在した。現在の半田市南部に該当する。

ならわちょう
成岩町
廃止日 1937年10月1日
廃止理由 新設合併
半田町成岩町亀崎町半田市
現在の自治体 半田市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
知多郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 12,938
(1933年)
成岩町役場
所在地 愛知県知多郡成岩町
座標 北緯34度53分29秒 東経136度54分51秒 / 北緯34.89133度 東経136.91428度 / 34.89133; 136.91428座標: 北緯34度53分29秒 東経136度54分51秒 / 北緯34.89133度 東経136.91428度 / 34.89133; 136.91428
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歴史 編集

  • 江戸時代初期、成岩村は、知多郡で最も広く、最も人口の多い村という記録がある[1]。江戸末期は犬山藩領、尾張藩領であった。
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行により成岩村が成立する。
  • 1890年(明治23年)12月17日 - 町制施行し、成岩町となる。
  • 1937年(昭和12年)10月1日 - 半田町亀崎町と合併し半田市となる。

教育 編集

交通機関 編集

神社・仏閣 編集

その他 編集

成岩には「榊原」という姓が多数存在する。これは1875年(明治8年)に布告された平民苗字必称義務令によって平民にも苗字が義務づけられた際に、住民の多くがかつてこの地を治めていた榊原氏の姓を借りたからと佐久間英の著書「珍姓奇名」では紹介されている。同書によれば、出版当時(1965年)は成岩の五千世帯のうち六百三十世帯余が榊原姓だった。また、同書には、合併のころ小学校の校長を務めていた人物の話として「在職当時、さほど大きくもなかった町に何百軒も榊原があったものだから、名前で呼び合おうにもそれまで同じものがクラスに三、四人もいたから榊原三郎のイ、榊原三郎のハというふうにイロハで区別した」という逸話が紹介されている。

参考文献 編集

  • 佐野驚山 編『成岩町史』愛知県知多郡成岩町、1936年。NDLJP:1222132

脚注 編集

  1. ^ 尾張藩寛文11年(1671年)にまとめた『寛文村々覚書』によると、戸数365戸、人口3,063人。

関連項目 編集